NHK交響楽団岡山公演(7/23)の様子等を私のHPにアップしてみました。
来週のベルリン・フィル特集(あれはいったい、誰がどういう基準でプログラムを
選んでいるものなのでしょうね)を前に、今週はウィーン・フィルの放送もあり、
特に、水曜日のヤンソンスのアルペン、楽しみに聞いてみました。
ヤンソンスのアルペンは、2年前に放送されたBPOの演奏との比較にも興味があったのですが。
「エレクトラ」「ヴォツェック」といったオペラでは、BPOよりWPhの方に軍配を上げる私ですが、
アルプス交響曲に関しては、BPOの演奏スタイルの方が、私の肌には合うようです(^_^)。
同じヤンソンスの指揮でも、オケによって演奏スタイルが違うというのも、当然とはいえ、
なかなか興味深いですね。もちろん、演奏会場や録音の違いも大きいかなとは思いましたが。
BPOの方は、流麗かつ壮大な演奏に仕上がっていて、オケ全体の響きが私の求めるアルペンの
サウンドになっているという感じ。やはり、カラヤン時代の残照が残っているのでしょうか。
来春のヤンソンスの「英雄の生涯」も、楽しみです(^_^)。
WPhの方は、どちらかというと、そう流麗な演奏というよりは、武骨な感じに仕上がってる感じ。
どうも、この二つのオケにとってのアルペンへのイメージというか、曲に求めているものが
違っているような印象です。
この春、ウィーンで「ルル」を聞いて感じたように、どんな難曲でも、肩ひじはらず、
何気ない曲のように演奏してしまうという凄さは、確かにありますけど。
まあ、これは好みとしか言いようがないですね(^_^;)。
真相というものがあったとして、どこまで伝わってくるものなのでしょうかね。
「ラトルの下でどうしても演奏したいと、入団試験を再度受けたそうです。
現在は試用期間の身だということです」
と、産経新聞には書かれていましたが、
あるBPO通の方から、春に次のような情報もいただきました。
「パユはソリストになってみたらモーツアルトの仕事しか来ないので
飽きてしまったとのことです」
まあ、他にもいろいろ理由があるのかもしれませんね。
それから、最近、あるパユ・ファンの方からいただいたメールによると、
いまさら試用期間のようなものは、ないらしいとのことです。
パユは確かに復帰するそうです。
簡単にいってしまえば「ラトルと演奏したいから」だそうですが,
私は結局オケ側から呼び戻されたのではないかとも推測しています。
一年以上の間,パユの乗り番をトラでつなぎ,オーディションをやっても適任者がいない。
挙句の果てには「パユと同じくらいのが後任で来たとしてもしょうがない(パユ以上の名手
でないと意味がないということ。そんな人っているのか????)」とほかのパートから
言われれば,もうしょうがないということかもしれないですね。
一昔前のツェラーも,後任のゴールウェイが辞めてからカラヤンに懇願されて戻ったという事実も
あります。
お隣さんとして気になるのは,シェレンベルガーの後任です。
かつてこちらでたたかれまくっていましたが,わたし的には「ついでに帰って来〜い!」と
言いたくなります。
BPOには直接関係無いかもですが
G.ヴァントが再び来日すると言う話は本当でしょうか?
聞いたところによると、E.パイユがやめた筈のBPOにまた戻ったとか。
エッそんなこと出来るの?と同時に何でか?真相を知りたいのですが
事情通のお話を聞きたく書き込みました。
ロータリーTrp1号さま、シャーゲル(?)についての回答ありがとうございました。
トランペット世界にはウトいので勉強になるここしばらくであります。
太田裕美さんとの共演、うらやましい・・・
彼女を久々にテレビで観たのは去年のことですが、あの独特の倍音配列の声が全然変わってなく
大変感動するとともに、どのようなブランク克服をしたのか興味を持って聴いていた次第です。
そういうことも含めて彼女も立派な実力は歌手だと思います。早いハナシ、ファンなのですが。
それと私も去年まで長いブランクがあって、今年に現役復帰して苦労してるもので・・・
さて、Tp.のマウスピースとTrb.では要所要所の性質が違うと思うのですが
クレッッツアー氏の7Cというのに興味をもって読ませていただいております。
Trb.でも7Cというと ちょうどそんな感じのマウスピースなのですが、
ただドイツのトロンボーンに関しては、「狭いところから大きなベルに」という特徴があり、
ベルリンフィルでも 小さ目のマウスピース、かつ細いスローから自然にマウスパイプに向けて
広がってデュアルボアを通過してゴールドブラスに至るタイプが伝統的だったはずです。
でも、今はアルントさんのタイプといい 明らかに違うのでサウンドも違うのでしょうね。
で、そのBach7Cというマウスピースの大きさ、リムについてですが、Trbの場合
New York、Mt.Vernon、現行モデル、とかなり大きさも特徴も違いますが
Mt.Vernonは大きく、クレッツアー氏の場合もそんなことがあるのかも、と思いました。
・・・といつも邪推ですが。
往年の「ズ太い音時代」のあとは、まるで大田裕美の唄にも通じるような省エネで遠くまで届く、
そんな傾向のあるサウンドの時代だったように思っております。
それとグロート氏とクレッツアー氏がユニゾンで吹いたときは微妙なピッチの違いがあり、
ワウることがあるのがオモシロイなと思って当時レコードを聴いていました。
だけど その昔 上づる時は全員そろって上づってたことのほうが最近 面白くなってきました。
と、横道にそれた研究も含めて純粋なファンと認めていただき、さらに精進させていただきます。
では失礼します。
7/22の日曜日、共演しましたよ。太田裕美さん。今まで、このコンサートで、さとう宗之、島田祐子、渡辺真知子、大橋純子という方々と共演しました。
「♪ セプテンバーレインレイン〜、9月の雨〜は冷たくて〜」
です。「木綿のハンカチーフ」もありました。太田裕美さんはかわいい。今でも。見た目もそうですが(とても45歳ぐらいで、中1&小4の2人の子持ちのように思えません。)、人間的に本当にかわいらしい方でした。サインももらって、握手もして、写真撮りました。
BPOも良いけど、こういうのもなかなか良いですよ。かえって、田舎だからこその経験でしょうね。少なくとも、30〜40台の世代には、太田裕美さんって、結構たまらないという人、多いでしょうね。
ところで、私のMPですが、ヤマハ中川モデル14B4NEEをラボB管、C管、合わせて縦巻きにも使っています。14B4よりよく息が入るような気がします。それでいてスロートが絞ってあるせいか、適度に抵抗があり、なかなか良いです。抵抗ないと、モンケタイプはきついですよね。特にB管。ラボでそうですから、本家モンケはもっとではないですか?
ちなみに、ロータリー用の14E4,15E4も持ってます。15E4はへボモンケさんと、同感です。14E4は扱いやすいですが、アンサンブル等含めオールマイティにはきついですね。オケでは良いですが。主には、ヤマハ旧カスタムでウイーン的なイメージの時、マイヤーとより渋くロータリーらしく行くとき使ってます。マイヤー+14E4はとても良い鳴りをします。しかし、より輪郭をはっきり、音を通したいとき、ラボ+14B4NEEが、吹き方によって柔らかくもできるし、いいかなという感じですね。
TANAKAさん(でしたよね)、こんばんは。
16日のサントリーホール良かったですか。
カメラとか録音とか入ってませんでした?^_^;
クレッツアー氏のマウスピースが7Cの件は、随分昔から色々なところで聞きますので、
今はどうなのか?改造はしているのか?とかはともかく、実際にそうだったみたいです。
(確かに驚きますよね。)
トランペットアトリエの亀山さんは、以前、銀座のYAMAHAアトリエに
居られた方です。HPのアドレス等色々なHPでリンクされて紹介されているとは
思いますが、一応、メールでお知らせさせていただきますね。
久しぶりの投稿です。
私も16日サントリーホール堪能しました。クレッツアー氏の健在ぶりも嬉しかった
ですし,ウェレンツエイ氏の何の曲だったか忘れましたが,B管ですごいハイトーンを
吹いたときは感動ものでした。素晴らしい演奏会だったと思います。
しかし,クレッツアー氏が7Cを使用しているとの情報にはびっくりです。私は普段
ピストンの時はバック1・1/4C,ロータリー時はブレズルマイヤーY12C(だったかな?)
です。ちょっと高音が続く時は,バック3Cにしたりしますがこれより小さいと
息が流れなくて細い音になってしまうと自分では思っています。クレッツアー氏は音も
でかいし,柔らかいしてっきり大きなマウスピースを使っているものだと思っていました。
(たまに氏が高音が続くフレーズの前に代えているところを見たりもしましたが・・・)
皆様の情報にはホントにびっくりです。楽しませてもらいました。
※ヘボモンケさん,トランペットアトリエ亀山さんって,YAMAHAアトリエに
居られた方ですよね?もしメールアドレスご存知でしたら教えてくださいますか?
最上さんのお言葉に甘えまして、引き続き金管ネタを・・・^_^;
(まあ、BPBEの来日も、オリンピックやワールドカップと同様にそう頻繁にはないので、
どうかご容赦ください。)
ロータリーさん、早速のコメントありがとうございました。
銀より金の方が輪郭がはっきりした音になりますか。ここしばらく、Tpセクション
全員が銀を通常使っていたのは、それなりの必然性がやはりあったのでしょうか?
ヘボレッチェさんと同様に、私も実際のところはともかく、長い間見慣れている
(聴きなれている?)銀の方がなじみがあってそれらしく感じるのですが・・・
ブラスの饗宴でピッコロTp以外でグロート氏が赤ベルノーラッカーのモンケBを
使っていましたが、その当時も他のメンバーは全員銀でした。(実は、あのグロート氏の
ノーラッカーのモンケの音が大好きだったのですが・・・)
マウスピースですが、グロート氏は昔から大きなものを使っていて、最近はブレズルマイヤー
とのことですが、クレッツアー氏は7Cという比較的小さな(初心者向けと言われるものでオケ奏者は
あまり使わない)ものを昔から使っているそうです。加工をしているのかどうかは分かりませんが、
いずれにしましても、カップは浅く、径やスロートも大きくないものを使っていることと思います。
クラモー氏もバックの1・1/2Cをベースに加工したものを使っていると聴きましたが、こちらも大きな
カップですが浅いものですね。他の方は何を使っているのでしょうかね?ヘボレッチェさんの御指摘の
ように、さらに昔は、ヴェゼニック氏など、とんでもないアタックを聴かせている録音もかなり
ありますが、彼らはいったいどんなマウスピースだったのでしょうね?
ヴェレンツエイ氏のヤマハの15E4(いわゆるロータリー用で大変深いカップでスロートも大きい )は、
ロータリーさんの御推察のように、ガンシュ氏の影響があったものと思われますが、御本人はかなり
気に入っているようでしたので、どうもクレッツアー氏のような音の立ち方の方向性を指向してはいない
ような気がします。(私など、モンケのB管に15E4では音色はともかく到底吹きこなせませんし、今回
入手したシャーガルのC管でも同じです。音の立ち上がりがなまくらになって、どうしようもありません。
無茶苦茶きついし・・・)
ロータリーさんが吹かれたシャーガルBはドイツモデルとウイーンモデルのどちらだったのでしょう?
私のシャーガルはドイツモデルなんですが、同じ金でもドイツモデルとウイーンモデルでは、音の
立ち上がり方が大変違うようです。(ヤマハの946と947の違いをさらに大きくした感じ?)ある意味、
全く違うコンセプトの楽器なんでしょうか。そこをあえてウイーンモデルを使うヴェレンツエイ氏には
やはり、それなりの意図があるのでしょうね。
グロート氏のピッコロは、非常に癖もありますが、味のある音をしていますね。それに比べると
ヴェレンツエイ氏のピッコロは無茶苦茶上手いけど、なんだか物足りなく感じてしまいますね。
そのあたりにも、基本的なスタイルの差があらわれているのでしょうかね。
ところで、ロータリーさん太田裕美と共演ですか?凄いですね!
「♪ セプテンバーレインレイン〜、9月の雨〜は冷たくて〜」ですか?私もその昔好きでした。
写真一緒にとられましたか?うらやましいです・・・
ただいま、学期末の繁忙中のため、更新する余裕もなく、申し訳ありません(_ _)。
という訳で、
>ほとんど「金管話」で乗っ取り状態
どうぞお気になさらずに(^_^)、
というか、いろいろと貴重な書き込み、いつもながら、ありがとうございます。
ちなみに、ヴェレンツェイは1962年生まれで、クラモアは1963年生まれ、
ほぼ同世代といったところでしょうか。
少し前から、BPOの世代交代についての書き込みも、いろいろといただいていますが、
1970年代生まれの団員の方が、当然とはいえ、非常に増えておりますね。
ファースト
コンマスのブラウンシュタイン 71年生まれ
他に4名(71、72、75、76年生まれ)
うち、76年生まれのアンドレアス・ノイフェルト君が、現在のところ、BPO最年少とのこと。
セカンド
トップのトーマス・ティム 73年生まれ
他に2名(70、75年生まれ)
ヴィオラ
第1ソロのダヌータ女史 73年生まれ
他に2名(74、75年生まれ)
チェロ 2名(72、74年生まれ)
コンバス 1名(73年生まれ)
フルート
イェルカ・ヴェーバー 71年生まれ
ファゴット
マリオン・ラインハルト 72年生まれ
ティンパニ & 打楽器
ヴェルツェル 72年生まれ
シュリヒテ 72年生まれ
それから、来春に復帰予定のパユが70年生まれですね。
金管楽器は、今のところ、70年代生まれの団員の方は見当たりませんが、
ホルンのサラ・ウィリス嬢は68年生まれですし、
近いうちに、70年代の団員も加わることでしょう。
え〜、表面仕上げの金銀ですが、最近金にしたヤマハラボC管(一時グロートが使ってまし
た)が、元々赤ベルラッカーでして、このたび、クラッペン取り付けに合わせ金にしました。
ラボB管は、6年ほど前、銀から金に変更しました。どちらも、より輪郭が明確になった気が
します。
クレッツァーがレヒナーのC管のSPに対し、GPも使っているのをTVで見ました(聴き
ました?)が、GPの方が音の輪郭がはっきりし、ヴェレンツェイ的な音のように思いました。
ところで、グロートのピッコロですが、安定している、繊細なピッコロというわけでありませ
んね。でも、実のところ、あんなピッコロ吹く人いないのではないか、と言う意味で、最高の
ピッコロだと、最近思います。ジャーマンブラスでも、ギュンター・ベーツなんて、繊細で、す
んごく上手い。
グロートは、オケ吹きというか、音が妙に重く、どーんとのびて、まさにBPOの響き延長
線にあるところがすごいんです。3年ほど前のBPOブラスのCD聴き込んで、ますますそう思
いました。あこがれます。ピッコロもC管、B管もあんな風に吹きたいです。音が最後まで衰え
ないで、のびるんですね。普通は適当に消えていくので、それがある種の軽さを生むんでしょ
うが、グロートは重さを生み、それが全体に浸透していって、あのBPOの金管の響きとなる、
そう思います。
引退前後のグロートに不安定さが合ったかもしれませんが、1980年の初来日時の、ただ
一人抜きんでた輝かしさ(セルマーのG管のせいかもしれませんが)、最近の1995年のク
インテット、1998年の12人の時、いずれも、素晴らしく安定し、1998年はアンコー
ルのクリス・ヘイゼルのMr.ジャムズのピッコロで落ちたと言うご愛敬がありましたが、ミスら
しいミスは一つもなく、全くパーフェクトでした。
ところで、クッレツァーは、オケも含めて7Cなんですか?なんか細工してるんですか?そん
なに小さいのですか?もっと大きい、小さくても1−1/2C位だと思ってましたが。
グロートはどうなんでしょう?
ヴェレンツェイのシャーゲルは、B管吹いたことがありますが、倍音が多く響きが豊かで、
明るい音でした。BPOでもよく響いていたように思いますが、15E4は、ガンシュのすす
めもあったかもしれませんが、明るいシャーゲルとバランスをとってもことかもしれませんね。
とにかく、GPはSPより輪郭がはっきりしていると思いますよ。私は。この辺は個人の感性
により違いがあるでしょうが。それに、極端な違いではありません。
スポックさんのシャーゲルはどうですか?へボモンケさんのシャーゲルドイツモデル、金で
すか?
p.s.ヘボレッチェさま
シャーゲル、シャガール、シャゴーなどと様々に呼ばれてますが、オーストリアのメーカー
です。近年、元ウイーンフィルのガンシュが使いだして有名になってきましたが、N響も、津
堅氏、関山氏はじめ、C管中心に、使用者が増えてます。ウイーンフィルはレヒナーが主流で
すが。
ゴールウェイのコッホについての話、私も以前読みました。
ああ、ところで、明日でなく、今日は本番。クラシックの小曲中心(外山雄三ラプソディー、
マイスタージンガー前奏曲など)のあと、後半は歌手太田裕美のバック。「木綿のハンカチー
フ」、「9月の雨」などの懐メロ(懐かしい)をやります。あとで一緒に写真写して、サインし
てもらおうっと。こんな時間まで起きてていいのだろうか。はよ寝よ。結構きついプロで、一人
でトップ吹き通し。後日、こちらの地方(山陰地方)だけですが、ラジオ放送されるし。ばて
ませんように。ソロではずしませんように。お休みなさい。
ほとんど「金管話」で乗っ取り状態ですが・・もう少しお赦しいただいて。
ヘボモンケさん、こんばんは。
「音の立ち上がり」の ことなのですが
確かにヴェレンツエイ氏はマイルドでありました。
私見ですが、あれで適度にアタックのあるノーマルな吹き方なのではないかと思ってました。
これは聞いたハナシなのですが
往年の人たちの 大ホールで吹いて 客席で立ち上がりのハッキリした音に聞こえさす為には
ヤクザなまでに強烈なアタックをしていたとのこと。
Tp.の Bach7cはエッジが立ってる方なのですか?
ドムス氏のマウスピースのことを聞いた事があるのですが、
もうのすごくエッジが立っていて、おまけに超フラットリムだったとのこと
JAZZ系でもそこまでは・・・というくらいの特徴あるマウスピースだったそうです。
(市販のドムス・モデルはマイルドなのですが、本人のはハード)
とにかく 皆さん 時としてよっぽどの吹き方をしてたのでしょうね。
フツーの吹き方・弾き方のウマイ人たちが集まってベルリン・フィルだったのではなくて
個人の段階で ベルリン・フィルな規模の演奏をしていたのだろうと思うしだいです。
ゴールウェイが著書の中で、コッホはどの曲をやってもオーボエ協奏曲だったと書いていましたが
言ってるのがゴールウェイ、というのが笑えるというかスゴイ話であります・・・
弦も戦闘的な弾き方をするヒトが減りましたよね。
・・・と話がどんどんズレてしまいました。
ところで、シャーガルというのは どこの国のメーカーなのですか??
でも「金より銀の方かいいですぅ〜!」ってどこかで聞いたような・・(逆ですが)
というのは あくまでも個人的な視覚的、音的なベルリンフィルのイメージなのですが
いつの日にか全員「金」で統一されていたりするかもしれませんね?
では失礼しました。
ヘボレッチェさん、こんばんは。
80年当時に比べ、今回のアンサンブル、色々な意味で全体の統一感が少なかった
ということは私も感じました。そして、その原因の一つは、ヘボレッチェさんの
おっしゃるとおり、大本のオケ全体のスタイルの変化が大きいような気もしました。
Tpでいえば、ヴェレンツエイ氏のスタイルはクレッツアー氏や他の古参団員の方達
とは明らかに違いますし、前任者のグロート氏とも当然違いますね。(ピッコロTp
など、グロート氏はあんなに安定していなかった、という違いは別にしても・・・^_^;)
スポックさんのおっしゃるとおり、クレッツアー氏の従来の芯のある立ち上がりのくっきり
としたスタイルに比べ、ピッコロもc管も、立ち上がりは控えめで響きが中心の音で、その違いは
オケで聴かれる演奏と同様だったと思います。氏がピッコロで、その下をクレッツアー氏
といった吹き分けでは、全体の音色に色づけされる感じで問題ないのですが、ズザートの
舞曲集等で、1stの同じパートを繰り返しの1回目と2回目で交互に吹き分けるような
場合には、両者のスタイルの違いが顕著に感じられ、少々不自然な感じがしました。
で、その違いの原因について、スポックさんや他の知り合いとも議論になったのですが、
使用楽器の違い:クレッツアー氏はレヒナーSPでヴェレンツエイ氏はシャーガルGP
マウスピースの違い:クレッツアー氏はバックの7C(今は?)で ヴェレンツエイ氏はヤマハ15E4
が、道具の違いとして考えられますが、ヴェレンツエイ氏の楽器はカスタマイズされて
はいますが、ドイツモデルではなくウイーンモデルですので、基本的にモンケのB管
のイメージの吹き方では鳴らしにくい楽器だと思います。その辺りは、スポックさんが
お詳しいのですが、ですから楽器の違いという観点で見た時に、単純に金と銀との差だけ
ではないと思います。また、マウスピースについて「15E4では、ロータリーTp向きの太くて
柔らかい音は出るがクレッツアー氏のような立ちの音はなかなか出せないのではないか?」と
トランペットアトリエの亀山さんもコメントされていましたので、マウスピース自体の
影響も大きいかもしれません。ということは、結局道具の問題以前に御本人の持っている
イメージ・スタイルが既に異なっているということなのかとも思ってしまいます。
実は、今回シャーガルのc管ドイツモデルを購入しまして、音を出すイメージがモンケの
B管と違和感が無く、音色的にも気に入っているのですが、御指摘の通り、BPOは皆「銀」
ですので、金と銀の違いが意識されて統一されているものか、気になっているところでは
あります。(BPOのメンバーが使用しているレヒナーの場合、銀と金の仕上げがありますが、
皆さん銀を使われていますし。)ロータリーさんが、最近c管を金メッキされたそうですが、
同じ楽器で銀と金の違いを比べた場合、やはりかなり音色は大きく変化するのでしょうかね。
ヘボモンケさん、こんばんは。 スポックさん、初めまして。
名古屋公演のレポート、目の眩む思いで読ませていただきました。
ビビってしまって何と書かせていただいたらよいのか、今日まで悩んでおりました・・・
ということで、毎度のごとく軽目に。
やっぱり私も20年前のアンサンブルがあまりに印象的すぎた、というのが正直なところです。
その当時のメンバーは 当たり前、というか珍しいことかもしれませんが
「パート練習」というのを 徹底して行ってたのではないかと思います。
であるから、オケといい、アンサンブルといい、あんな見事なバランスが可能だったのでしょう。
何せ、指揮者が指揮者! マズイ演奏はオコられる、ウマクやったらホメられる。
そんな状況の中で、個人練習にセクション練習に、せっせと精を出したのではないでしょうか。
で、みんな仲がよかった、というのも大きいと思います。
今のメンバーの中で 誰と誰がダメ(誰と誰とは言いませんが)という話は聞きますし、
そうなるとどうしても個人プレーに走る傾向になってしまうのでしょうね。
大変オタッキーなハナシで恐縮ですが、
ドムス、ウテッシュ、ツィースリックの当時の住所を調べてみたところ
みなさんご近所。 大変ほほえましく思ったものです。
今回のメンバーでいうと アルントさんはミュンヘン住まい、普段合わす事は無理ですよね・・・
で、ヘボモンケさんも RIVERFIELDさんも 楽器的に恐ろしくラッキーですね!
なかなかそんなヒトは世の中には・・・
ゲスリング氏が相対的に昔のスタイルでは、というご指摘でしたが
まず、あのヒトのクルスペは楽器の寿命的にもう「終わってる」のではないかと思われます。
古いのも値打ちですが、よいクルスペはあんなに乾いた音ではなく、もっと艶やかです。
で、ボアサイズも12,10mm(たぶん)で 今の主流のアメリカ物に比べて大変細く
どうしても 芯のある音になってしまうのですが、彼はそれを生かせてないのではと思ってます。
(ウテッシュと同じ楽器なのですけどね〜・・)
と、どうしてもTrb.に流れてしまいましたが
さすが クレッツアー氏はよかったです。(安定度が全然変わりませんね)
グロートさんは ちょっとアンブッシャーが疲れてきて 早めに引退したのでは?
というハナシも聞きましたが どうなのでしょうね。
それからヘボモンケさん、ヴェレンツェイ氏の楽器がゴールドであることをどう思われますか?
私としてはベルリンフィルのTp.はシルバーというイメージがどうしてもあるのです・・・
ではでは、取り急ぎ「感想の感想」でした。
ヘボモンケさん。やっとこさ読みました。大変面白かったです。
楽器をヴァレンツエィ氏から楽器を買われたのですか?いいなあ。
私が使っているモンケも、その昔クラモーさんが使っていたものを強奪?したものをお借りしているものです。
自分でもいつかは…と思っているのですが、なかなか学生では手が出ません。
若い人話、その通りでしょうね。
私は早くもそんな感じですね。
補足その3です。(蛇足)
>サイン会・・・・・
マニアの場合、当然CDは全部持ってますので、万が一のことを考えて、手持ちのCDを
持参してきて、いざサインは別のもの(何に?)にしてもらう、というパターンでしょうか??
>若い人は上手い2・・・・
会場には若い学生さんも多くBPBEの根強い人気の程がうかがわれましたが、また、20年
後くらいに来日公演があると、その時彼らは「新しいメンバーは上手くて凄い、でもベテランの
クラモーやヴェレンツエイのような味がないのがちょっと寂しい」と感じるようにやはり
なるのでしょうか…?
補足その2です。(こちらもまた長文でごめんなさい…)
ヘボレッチェさんご指摘の古典物についてですが、ガブリエリの第9旋法のカンツオーン
とピアノとフォルテのソナタが演奏されました。前者は実は良く知らない曲だったのです
が、これのオリジナルの編成って何重奏なんでしょう?今回はHr,Tubも含めて大勢でやっ
てましたが、Tpなど重ねていたのでしょうか?また、通常ガブリエリのこの手の大編成の
曲はいくつかのクワイヤに別れて、掛け合いで演奏するパターンが多いのですが、今回は
並びも変えず(基本的に下手側からTp,(Fh),Hr,Tub,Tb)に演奏してましたからそれも良く
分かりませんでした。後者はオリジナルの8重奏(4+4)で、並びもちゃんと変えていまし
た。実はこの曲は80年の来日時にも演奏をしていて(当時はクワイア1がクレッツアー、
グロート、アイヒラー、ドムス(BassTp)で、クワイア2がヒルザー、ウテシュ、シュヴ
ァルツ、チスリク)、冒頭のアイヒラー氏の入りのDの音の素晴らしさ、クレッツアー氏の
淡白なまでに楽譜通りに吹きながらも醸し出される独特の色っぽさ、ノンプレッシャーで
リラックスして無気力(?)に2ndを吹くグロート氏、等が印象的でしたが、特に低音域での
旋律を柔らかく伸びのある音色で吹くヒルザー氏がもう大変良かったです。(この演奏は
CDブラスの饗宴でも聴くことができます。)このクワイア2の一番パートについては、音域
的にHrかTbで吹く演奏が多いのですが、旋律の浮き具合やクワイア1の旋律との掛け合
いを考えるとヒルザー氏のような方が吹くBPBEの編成が良いですね。今回は、クレッツ
アーのアシにヴェレンツエイが付き、グロートがクラモーに、アイヒラーがプラットに、
ドムスがアルント(Tb)に、それぞれ代わり、クワイア2が、ヒルザー(代らず)、ゲスリン
グ、オットー、ボイマーで、基本的には80年と同編成でした。(考えてみれば、Tp,Tbで
は、当時いたメンバーは欠場したチスリク氏の他はクレッツアー、ヒルザーの両名だけな
んですね。)で、今回ヒルザー氏の演奏がまた聴けて大感激だったのですが、当時に比べる
と、音の広がり感、瑞々しさが少なくなった感はいなめません(お歳のせいでしょうか)が、
その分氏特有の渋い音色が凝縮して際立った感じでそれはそれで大変素晴らしかったです。
全体的には、少しテンポが遅い、ゆったりした演奏でしたが、中々良かったと思います。
で、問題の今回と80年の時との比較ですが、当時はTp4、Tb4のみで、基本的にガブリエ
リの時代の8重奏を2グループで演奏するのが主体でした。その場合、それぞれのクワイ
アのメンバーは固定されており、下手側がグロート、ヒルザー、ウテシュ、チスリクで、
上手側はクレッツアー、アイヒラー、ドムス、シュヴァルツでした。(ブラスの饗宴でも基
本的にはこの並び、Tp4とTb4のグループ分けの場合には、それぞれ1,2番と3,4番は曲
によって交替している)まず基本的に全員の音色や発音が良く統一されている上で、微妙
な特色の違いがグロート側とクレッツアー側にあり、それがそれぞれに統一されるメンバ
ー割りになっていたように思えます。(相対的にグロート側が柔らかく太目のサウンド、ク
レッツアー側がやや硬質で立ちの良いサウンド?)ですから、両グループの縦のつながり
がスムーズで、かつ、両グループ間の、あるいは両グループの同じパート間の掛け合いでの
微妙な違い等も楽しむことができたように思います。
今回は、Tpに関して言えば、まず、基本的なスタイルがスポックさんの御指摘のように年
寄り組みと若手組みとでかなり違うために、全体の統一間の低下はあったように思います。
また、基本的に1stTpをクレッツアー氏とヴェレンツエイ氏が交替で吹く、ヴェレンツエ
イ氏がアシを吹く、というパターンかヴェレンツエイ氏がピッコロでクレッツアー氏が通
常の1stというパターン(これは、以前もグロート氏がピッコロで良くありましたが)がほ
とんどで、クレッツアー氏とヴェレンツエイ氏の掛け合いが見られなかったのは残念です。
Tbについては皆さん素晴らしいのですが、全体的に昔のスタイルとは違う気がしますがど
うなんでしょうか?(ゲスリング氏が相対的にやや昔のスタイルよりのような気もしました
が…)
いずれにしましても、オケ本体同様に、BPBEも20年前とはスタイルが変ってきていると
いうことだと思いますが、やはり、モダン化・国際化、の傾向になってきていて、当時の
あの独特の音の立ちの良さ(ツンツン感、プリプリ感)はなくなっているように思います。
そういう意味で、良い悪いは別にして20年前のアンサンブル(及び当時の録音)は、改め
て貴重なものなのだと感じました。
14日のBPBEの名古屋公演聴いてきました。ふと見ると、スポックさんが約束通り既に
レポートされていますので、補足をさせていただきます。(といいつつもまたまた長文に
なっちゃいます。金管関係以外の皆様いつもすみません。どうぞスキップしてください。)
昨秋来日時にヴェレンツエイ氏にレッスンをしていただいたお礼とその時の写真を御渡し
することと、氏から楽器を譲っていただくお願いをしていてその受け取りをするために、
今回、公演当日に氏と御会いする約束をしていました。当初は終演後食事でも取りながら
ゆっくりと、と言っていたのですが「東京から日帰りになる」ことが直前に分かったので、
やむなく(マネージメントにも許可をいただき)開演前に会場で御会いしました。
名古屋着16:00で18:00開演、終演後21:00過ぎの新幹線で東京へ、という強行軍でした
が、どうやら翌日15日(最終公演のサントリーの前日)を終日東京でオフ日にしたかった
からのようです。
会場到着後、楽屋入りするやいなや直ぐにリハを始めたため、その間、氏の楽屋で待って
いても仕方がないので、(これまた、マネージメントに許可をいただき)リハを見学させて
いただきました。
本番まで時間がないので、リハは立ち位置や音響バランス確認程度の簡単なものかと思い
ましたが、結局開場直前まで1時間以上やっていました。曲が終わる毎にメンバーが頭上
を向くことが何回かありましたが、ホールの残響が多過ぎるせいか、どうも少しやりにく
そうでした。曲順に頭の部分だけ、というものもありましたが、きっちりと一曲通すもの
が多く、しかも、結構バラバラで危ないところも沢山あったりして、途中で止めてはなに
やら皆で議論してはやり直す、というかなりヘビーな内容のリハでした。「ありゃりゃ!」
と思うようなやばい個所も、一言二言のやり取りで、直ぐに修正が入り対策されてしまう
のは流石でした。また、それも誰がリーダーシップを取るではなく、全員がそれぞれ平等
な感じで意見を述べ合い、確認して決めていくスタイルが印象的でした。思いがけない曲
もいくつかあったので、リハ後に確認したところ、このプログラムは今日が初めてとのこ
とで、どうやら他で未だやっていなかった曲を重点的にさらったようでした。(このプログ
ラムは名古屋だけだったようで…実は、チケットと一緒に送られてきたチラシの曲目が別
公演でのプログラムになっていたため、プログラムの内容を勘違いしていました。
ヘボレッチェさんのおっしゃっていることも実はちゃんと良く分かっていなかったんです
ね。すみません。)
ヴェレンツエイ氏は、リハ後、「腹が減ってたまらない」と言って楽屋に置いてあった
バナナやクッキーをむしゃつきながら「昨夜の横浜は大変良いコンサートだったが、
こう連日本番が続くと、ピッコロTpが多いので大変しんどい」と顔をしかめておられましたが、
本番は素晴らしいの一言に尽きました。流石にたいしたものです。
終演後、楽屋に置かせていただいていた荷物を取りに行き、ご挨拶をした後、ばたばたと
片付けをしてサイン会のためにロビーに移動するメンバーに同行するおりに、どさくさに
紛れて、楽器の受け取り用に持参したケースに、Tpメンバー全員のサインをしていただ
いちゃいました。ヒルザー氏がケースを見て「おっ、これはモンケのケースだろう」と気づき
「モンケは良い楽器だぞ!」と何回も言ってくるので、「あなたの演奏を長年聴いてきて私は
それを良〜く知っています。今日も20年ぶりにあなたの生“ピアノとフォルテ”を聴けて
むちゃくちゃうれしかった」とお礼を述べておきましたが、ちょっと感激でした。
今回の来日中にレコーディングなどはしてはいなかったようで、今後も今のところ予定は
ないそうです。(残念!)推測大はずれでした。すみません。今回、横浜かサントリーあた
りで放送用の録音(FMかBS用)とかは無かったのでしょうかね?
時間があれば、84年の「ローマの松」の真相など、他の方にも色々とお聴きしたかったの
ですが、残念でした。またの機会(なんてあるかな?)を楽しみにしたいと思います。
実はワタシはクインテットを含めBPOBEを生で聴くのは初めてです。
CD「ブラスの饗宴」、「シバの女王の入場」などで聴き慣れたサウンドが
聴けるのか、またグロート氏に替わって登場するヴェレンツェイ氏、
急遽代打で登場となったドール氏、新旧首席3人が揃うトロンボーンセクション
など非常に楽しみでした。
演奏は、期待を裏切らない素晴らしいものでした。いつものように安定した直線的な
クレッツァー氏のレヒナーの音は安心です。ヴェレンツェイ氏のシャーガルは、
全体の響きの上もうひとつ輝きを増すような倍音豊かな音でした。
両者の音の違いとワタシのイメージするレヒナーとシャーガルの音の違いとが
ぴったり一致しました。
クラモー氏は終始フリューゲル担当でしたが、今回のプログラムで一番おいしかったのは
彼ではないでしょうか。フリューゲルにありがちな、「なんだかもこもこしてピンボケな音」
でもなく、「トランペット寄りの堅めの音」でもない、ふくよかで美しい音でした。
使用楽器はレヒナーだそうですが、ちょっと縦巻きFHでは聴いたことのない
音でした。一度吹いてみたいモノです。
以前の「Tp4本、Pos8本」という編成時との決定的な違いはFHだと思います。
一般的な10重奏(Tp4,Tb4,Hr、Tu)では、TpセクションとTuを含めたTbセクションとの
「つなぎ役」として、どうしてもHrにしわ寄せがいってしまいますが、この仕事(?)は人数の違いや
楽器の特性上の違いから、優秀な奏者をしても非常に難しく、また編曲上においても、
開き直って「Hrは独立系」となることも少なくありません。
それがFHが1本入ることで、素晴らしい効果を産むんですね。
ピッコロTpからTuまで、まるで隙間を過不足無く埋めるように全体の響きが調和する上に、
ソロ時の音質が他の円筒形楽器とくらべて非常に柔らかいので、「金管!」の響きの中で
特に効果的です。
実は今回楽しみにしていたのは、他ならぬヒルザー氏です。
ワタシは、「ヒルザー氏こそ世界一の2番吹き」だと思っているんです。
常に1番を影のように支えつつ、3番以下や他パートと融合する核として活躍し、ここぞと言うときには
「長年1番奏者をやってきた」ようにすら吹いてしまう。表情はまったく変わらない。
「ピアノとフォルテのソナタ」でのソロはとても聞き応えがありました。
どの音域でも太く、決して刺激的ではないが芯のハッキリした、なにか温度や色が
感じられそうな、そしてほんの少しだけエアノイズを含んだ氏の音はワタシのあこがれです。
残念ながら僕のモンケはあんな音を出してくれません。まあ奏者のせいなんでしょうけど。。
あと少し残念だったことですが、この編成(というか金管アンサンブル)には愛知芸文は大きすぎる。
響きすぎて音の輪郭がハッキリしなくなります。だからといってアタックを堅めにするとか音を短くするとか
奏法を変えない。おなじ名古屋でやるなら、客席が随分減りますが、しらかわホールあたりで聴きたいと
思いました。
そういえば98年にBPOが来日してブルックナー5番を演ったときには逆に「プールに鯨」だと思いました。
BPOには愛知芸文はキャパシティーが小さすぎるのです。ベルリンフィルハーモニーのように、大きくて
ややデッドな空間での感覚を、できれば当地向けに微調整してもらいたいと思いました。感じたのは金管楽器に
対してのみではなく、特に中低弦に対してなんですけどね。まあ中低弦がならないBPOなんてBPOじゃない
ような気はしますが。
気づいたことを少し。
グロート教授不在・・・・氏の演奏は始めから終わりまで聴く者を不安にさせてしまうので身体に良くないです。
でも美しい教授の音やテンポ感(笑)を堪能したかった。クインテットでの来日時は絶対
に聴きに行くぞ。
若い人は上手い・・・・Tbオット、Hnドール、クラモー、ヴェレンツェイ氏など若い人は素晴らしくウマイ!
でも昔の土っぽい味が薄いのが複雑です。チスリック氏欠場も残念。がんばれプラット!
クレッツァーの後任・・・・・クラモー氏は今後上吹く気があるんだろうか?ワタシとしてはぜひやって欲しい。
グロート氏とクレッツァー氏の違いのようにヴェレンツェイ氏とのキャラクターの違いを
楽しみたいところです。
緊張・・・・・自分がTpを吹くせいですね。これほどの演奏を聴いていても、終始ドキドキしており、血圧も
かなり高かったろうと思います。
サイン会・・・・・ 終演後にやっていた。フロアでCDを買った人のみ対象だった。「ブラスの饗宴」、「シバの女
王の入場」、「クリンゲン」って・・・全部もってる人はどーすんの?マニアなら買うべきだった
かねえ・・・
とんぼ返り・・・・・・当日横浜より名古屋入りしたそうで、サイン会後すぐに東京に向かってしまいました。
名古屋でだって買い物出来るし泊まるところもあるのになあ・・・
アキハバラはないけどさ。
ヘボモンケさん、
私がせっせと書き込んでる間の投稿だったのですね。
ほとんど事後承諾でハンドルネームをパクらせていただき申し訳ありません。
で、私も飛車に走りがちであります・・・
明日は楽しんで下さい。メールも送らせていただきます。
とにかくこの時期の日本でのハードな公演は大変でしょうね。
大阪のあとは新潟だったのですが、何故か大阪の前の日も新潟に行ってたそうです。
ガブリエリは 80年の4人x4人のBPOBEで聴いたのですが ひたすら美しかったです。
ちゃんとそれぞれの音のバランスをその都度考えて(当たり前といえば当たり前ですが・・)
アタックの種類も多彩だったと思うのです。と、ついつい回顧趣味に流れてダメですね。
ではでは、また感想交換をしましょう。
最上様、
毎度軽いハナシで登場しまして申し訳ありません。(金管が軽い、というわけでなく)
別に金管ばかりを聴いているわけではないのですが、ついつい話題がそっちに行ってしまいます。
それにしても2巻モノのカラヤンの伝記とはスゴイですね。
オズボーンというとベートーヴェンシリーズの際のインタビューをしてたヒトですね。
ワタシはちょっくら指揮もかじったもので、もちろんカラヤンについては思うところ多々です。
最初はただただ毛嫌いしてたのですが、はたと並みの事をしてないことに気付いたわけです。
だけどイメージとしては カラヤンは千代の富士が横綱にまで上りつめた、という感じで
決して大鵬ではなかった、と思ってます。(千代の富士が横綱になると思わなかったもので)
精力的とのお言葉、ぜんぜんそんなことはないのですがバカなことはたくさんしてます。
カラヤンのウルム時代のアパートをたずねたり(ドナウ沿いの小さなアパートでした)
カラヤン・ハウスに勝手に入ってみたり
アニフのお墓参りをした時 ちょうど胸のあたりのツタのような植物を抜いて日本に持ち帰り
今はかなりいっぱい育ってしまっています。(バチ当たりでしょうか・・・)
ウルムのアパートは 何年かに放送された「Unbekannnte Karajan」で
住所を言ってたのでそれをもとに行きました。
Aachen時代のことも その時代を知ってるヒトから軽めのハナシを聞かせてもらいました。
これってただのミーハーですよね・・・また音楽的なことも書かせていただきます。
では失礼します。
ヘボレッチェさん(に落ちつきましたか?恐縮です。)、接続復活おめでとうございます。
その節はありがとうございました。また、メールで御連絡下さい。
HNのヘボは、「王より飛車を可愛がる」の類の意味を、自壊を込めてつけたつもりです。
(でも、ついつい飛車のことばかりに走ってしまいます。まあ、素人はそんなものでも
良いのではないかと・・・)
毎日暑いですね。チェスリク氏のお考えも攻められないような・・・
私は明日行きます。やはり暑い名古屋で、しかもメンバーは横浜から
午後移動でコンサート後そのまま東京へとんぼ帰りとのことですので、
良いコンディションで演奏していただけるのかが心配なところです。
おっしゃっている「セクション」としてのバランスについて等、その昔と
比べてどんなものなのか、良く聴いてきたいと思います。
スポックさん他名古屋関係者の皆様、明日は宜しくお願いします。
最上さん、こんばんは。
カラヤンの伝記、なかなかの大作で楽しみですね。
最近かなり忙しい状態が続いてまともに本も読めない状況ですが、
夏休みの課題になりそうですね(^_^)。
57年のプログラムの件ご厚意に感謝いたします。
是非よろしくお願いいたします。楽しみにしておりますので。
よろしくお願いいたします。
が、7月下旬に刊行されるようです。
オズボーン「ヘルベルト・フォン・カラヤン」上・下
木村博江訳 上 644頁、下 600頁 各 3,400円(本体) 白水社
結構な分量で、上下巻とも買うと、7,000円ですね。
オズボーンは、「カラヤンの遺言」という本も出していて、これも面白い内容なので、
今回の評伝も期待できるのではないでしょうか。
>ヘボレッチェさん
お久しぶりです。相変わらず、精力的ですね(^_^)。
プロバイダー変更の手違いでしばらく接続できなかったのですが
その間の濃厚な内容を 「さすがこのページ」と感動しながら読ませていただきました。
ヘボモンケさん、気に入ってしまって いつのまにかマネしてしまっていてスミマセン。
いつの日にか「ヘボ」を消したいと思いつつも いつのことやら・・・
さて 私はきのうBPOBEの大阪シンフォニーホール行ってきました。
まずは、プログラム的に名古屋公演のほうが私的には絶対よく、うらやましいです・・・
Arndtさんとは Bremenつながりがあって(おこがましいながら・・・)
終わってからビールを飲みに行きました。(ほとんど音楽の話はしなかったのですが)
Cieslikさんは どんな急病なのか 心配してたのですが、ちょっと体調が優れない程度で
この時期の日本の気候を考えて 夏休み優先で次シーズンに備える方を選んだ、そうです。
と、こんなこと書いてはマズいのかも知れませんが、何せファンの多い大奏者であられるので
もう聴けないのか、と心配を募らせるより このページに免じて?赦していただきましょう。
もちろん素晴らしい演奏だったのですが
Tp.Trb.それぞれ「セクション」としての絶妙のバランスがなくなってしまいました。
私は 年々アイヒラー、ベーゼニック時代が好きになってきてしまってます。
果たしてセクションとして まとまってたか、というと「・・・」なのですが
何より聴いていてオモシロイ!
レコードとは絶対に響きが違ってたと信じてるので ホントにナマで聴いてみたかったです。
ヘボモンケさん、ガブリエリやズザートの感想 是非ともupしてくださいね。
では失礼します。
皆さん、こんばんは。
クリンゲンのCD今手元になかったのですが、MDに落としたものが見つかりましたので、
スポックさん同様、やはり気になりましたので、聴き直してみました。
じっくり聴くと、それでも確かに両者の違いは分かりますね。
戦いの組曲はグロート1stクレッツアー2nd、ファーナビーはその逆で、
Tp1本の曲はクレッツアー、グロートの順に交互に吹いている、で、
スポックさん、まちがってないでしょう。
でも、配置は左右配置で右グロート、左クレッツアーの固定のような・・・
ラグタイムダンスも彼らが吹くとこうなるか!!という感じで嬉しくなっちゃいますね。
RIVERFIELDさん、24歳 とはお若いのですね!!
私も流石に、アイヒラー・ヴェゼニック時代は体験していません(ヴェゼニックの方は生で
聴いたこともない)ので、一応グロート・クレッツアー世代で、彼らのファンですが、その前の
世代のスタイルが実は好みです。(決して今風ではありませんが・・・)
しばらく前に、ここでも議論になってましたが、どうしても過去の時代の良さが
忘れられず、その当時とついつい比べて今の状況に否定的な見方をしてしまいがちな
面はありますが、それはそれで違う物と割り切って、ロータリーさんが書かれて
いましたように、今のBPOにも期待していきたいと思ってます。
(ヴェレンツエイ氏や来るクレッツアー氏の後任にも、是非頑張って欲しい)
パイパーズに宮崎氏も書いていましたが、そもそも、BPOの連中自身もそれぞれの世代で、
自分の時代が一番良かったと感じ、フルトヴェングラー、カラヤン、アバド、をそれぞれ
持ち上げたり、けなしたりしあっているようですし・・・
グロート・クレッツアーの両氏のスタイルは、前任者達に比べれば、大層モダンで、
ドイツらっぱらしくないと思われる面がありましたが、新任のヴェレンツエイ氏や
他のオケの奏者と今比べると、彼らのスタイルは非常に古典的なドイツらっぱに
思えてしまいますし・・・
BPOBEの新録音、あると良いですね。
14日の名古屋公演聴きにいきますので、その件ヴェレンツエイ氏に確認してみます。
途中で投稿してしまいました。ごめんなさい。再送です。
==
最上様、
お答え、ありがとうございました。
>「キャンディード」の不出来のついでに、バーンスタインの曲の使用料をカットすることで、
>経費削減しようとしたのでしょうか(^_^)。
まったくですね。やはり、シーズン最後だし、野外コンサートだし、曲数多いし、ってことで、
物理的にも、気持ちの上でも余裕なかったんでしょうか?最近、ヨーロッパ・コンサートとかヴ
ァリュトビューネとか、いわゆるどさまわり(字忘れました)公演ばかりのリリースですが、本
拠地フィルハーモニーで気合の入った定期公演の映像なんぞをリリースしてくれないものでしょ
うか?NHKの中継が懐かしい。
P.S.チェリビダッケのBPO復帰公演は、SONYが当初リリースするつもりが、チェリがOKを出さなかったんじゃなかったでしょうか?後日、この日の演奏会のことをチェリ本人が辛辣に語っていましたし。ただ、MPOとの演奏よりも、他流試合で指揮者としての見せ場は、こちらのほうが上なんですけどね。カラヤンが亡くなってバーンスタイン&BPOのCDがリリースされたように、御子息が発売をOKしてくれたりすれば、リリースされる可能性もあるかもしれませんね。ただし、SONYにもう少しやる気があれば。
最上様、
お答え、ありがとうございました。
>「キャンディード」の不出来のついでに、バーンスタインの曲の使用料をカットすることで、
>経費削減しようとしたのでしょうか(^_^)。
まったくですね。やはり、シーズン最後だし、野外コンサートだし、曲数多いし、ってことで、
物理的にも、気持ちの上でも余裕なかったんでしょうか?最近、ヨーロッパ・コンサートとかヴ
ァリュトビューネとか、いわゆるどさまわり(字忘れました)公演ばかりのリリースですが、本
拠地フィルハーモニーで気合の入った定期公演の映像なんぞをリリースしてくれないものでしょ
うか?NHKの中継が
あるまじろさん
情報、ありがとうございました。
パッシンについては、茂木さんの本で名前を知っているだけですが、
やはり大物がエキストラで登場したわけですね。
横で吹いているのは、ミュンヘンでの教え子、ハルトマン。
とすると、ミュンヘン組で、チェリを迎えたということなのでしょうか。
なお、このブル7の映像の最後に、SONY CLASSICAL Production と出てくるのですが、
どうして市販されてないのでしょう。もう少し、責任感を感じて欲しいものですがね。
ところで、オーボエ関係のサイト、ねほりんさんのところや、そのリンクから行けるものだけでも、
非常に充実していますね。いろいろ参考になります。凝り性の方が多いのでしょうか(^_^)。
以前、リーバーマンについての問い合わせがあり、春にベルリンで少し調べてきましたので、
ご紹介しておきます(ムックの百年史には記載がないのですが、アヴゲリノスの団員名鑑には、
Probejahrだけの人も載っている)。
1935年2月22日生まれ
1954年9月1日 入団
1957年8月15日 退団
1957年9月1日〜 ヴュルテンブルク州立歌劇場(シュトゥットガルト)
ちなみに、1957年9月1日からは、コッホがBPOに入団して、日本公演にも参加したのですね。
やましさん
ケントのDVD、本日、やっと入手したので確認してみましたが、やはり
1曲目のバーンスタインの「キャンディード」序曲はカットされておりました。
本来のプログラム最後のバーンスタイン「オン・ザ・タウン 〜3つのダンス・エピソード」
もカットされていますね。
全部で112分。DVDだったら、別に120分以内に収める必要もないんですよね。
「キャンディード」の不出来のついでに、バーンスタインの曲の使用料をカットすることで、
経費削減しようとしたのでしょうか(^_^)。
RIVERFIELDさん、はじめまして。
トランペットに関しては、ご覧のように、ヘボモンケさん、スポックさん、
ロータリーTrp1号さんなど、優れた人材に恵まれておりますので(^_^)、
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
ちなみに、グロートとクレッツァーは、1973年の来日公演のTV放送で初めて見てから、
ずっとファンです。フォーグラーのティンパニと見事にマッチするし(^_^)。
ヘボモンケさん、スポックさん、どうもありがとうございます。ちなみに私もB管はモンケです。
私は現在24歳ですので、はっきりいってアイヒラーさんの音よりもグロート、クレッツァー両氏の方がなじみがあります。
グロート氏の引退は非常に涙するものがあります。
ところで、お答え頂いたファーナビーですが、大変勉強になりました。
私はこのCDにおいて二人は非常に異なる音色で吹いておられると思っていたので、意外でありました。
ちなみに、完全なる勘にて逆だと考えていました。(笑)
今年も出るのでしょうか。>BPOBE
楽しみです。
スポックさん、こんにちは。
やはり、ファーナビーは1stクレッツアーですよね。
ところで、このCDの録音プロデューサーは、オーディオ界ではかなり
有名な方らしいですね。オーディオ関係の雑誌では、このCDの録音評
などが色々と取り上げられていたようです。(そのためかどうか、
演奏ももちろんですが、録音も良いですね。)
録音は、昨年夏の来日時に新潟にて行われたそうですが、
今回のBPOBEも、初日の東京公演の後、本番がしばらくなく、
昨日新潟から大阪入りしたそうなので、ひょっとしたら、新潟で
同様にレコーディングとかやっていたのでしょうかね?
尤も、BPOBEはこれまでDGで録音をしてますから、
日本の別レーベルで録音はしないでしょうか。(それにしても、
前回の来日時にリリースされたBPOBEのCDって、演奏は
ともかく、音質が凄く悪くないですか?)
こんにちは
クリンゲン 気になったのでよく聴いてみました。
マニアなら聞き分けなくては! と思いまして・・
戦いの組曲はグロート1番、クレッツァー2番だと思います。
通常この曲はTp1番が向かって左、2番が右となりますが、この演奏は
どうも対向配置ではないように聞こえます。
ファーナビーの「空想・おもちゃ・夢」の中の2曲目「His Rest」は
Tpパートは1つしかありませんが、各フレーズの1回目がクレッツァー
繰り返した2回目はグロートだと思います。
同じく5曲目の「His Dream」はTpは1パートのみですが、最初の6小節は
クレッツァー、残りはグロートのように聞こえます。この曲全体では1番クレッツァー
2番グロートだと思います。
アタックのキレ、ビブラートをかけるタイミングや振幅、音質、テンポ感などで
いつもなら両者の違いが大体わるのですが、ヘボモンケさんご指摘のように
特に両者の聞き分けが難しいCDですね。実はシャイトはちょっと自信がないっす・・
両者のキャラクターの違いが不鮮明で、お互いのキャラクターにかぶっている
部分がいつになく多いです。
音質も非常によく似ていて、「この二人が二十数年BPOを支えたのだなあ」と
感慨深くなってしまいます。
両者の違いが顕著なCDとして、ハイティンクマーラー3番なんてどうでしょう?
1番クレッツァー、ポストホルングロートでわかりやすい。
ヴァントのブルックナー4番:クレッツァー
同じく5番:グロート
なんてのもわかりやすいかと。
最近発売されたケント・ナガノのヴァルトヴューネ・コンサートは全曲収録されているのでしょうか?テレビで見た、弦も管もよれよれボロボロ、Clもflもみな落ちまくっていた「キャンディード序曲」は、近年まれに見る酷さだったので、そのまま発売されるなんてことがあったら、楽団の名誉にもかかわるなーと素朴に感じたもので。
RIVERFIELDさん、はじめまして。
以前にも書き込ませていただきましたが「クリンゲン」での両氏の演奏は素晴らしいですね。
往年の若々しさは流石に感じられませんが、相変わらずの音色の美しさとお二人の同質性
は見事ですね。お二人ともに恐らくレヒナーのC管を使っているであろう大半の曲は、
どちらがどのパートを吹かれているか、特にわかりにくい録音だと思います。
実は、しばらく友人にこのCDを貸していて、このところ聴いていないのですが、ファーナビー
はクレッツアー氏が1stを吹かれていたように思いますが如何でしょう?
(このファーナビー等、フィリップジョーンズBEと同じアレンジのようですが、印象が
全く違う曲に聴こえ驚きました。)
来日中のBPOBEでは、グロート氏が引退され残念(その代わりヴェレンツエイ氏に期待されますが)
ですが、こちらの五重奏ではグロート氏とクレッツアー氏で来年また来日されるそうです。
7/9サントリーホールにてモスクワ放送交響楽団を聴いてまいりました。曲はオールチャイコフスキープログラムで,弦セレ,1812年,sym5番でした。やはり弦セレはチャイコフスキーの曲の中での最高傑作だと思います。(CDはBPO=カラヤンin1980を持っています。)
もうひとつの傑作はくるみ割り人形(全曲)でしょう。(一曲たりとも駄作がない。旋律美にあふれています。)私が,チャイコフスキーの最高傑作を挙げよといわれたら迷わずこの2曲を推薦しますね。
ところで,この楽団の今日の出来はといいますと(あくまでも私の感想に過ぎませんが),とにかくテンポが速くノリが良いの一言に尽きます。チャイコ5番なんぞはティンパニ奏者のノリがとても良くとてもすばらしかったです。終了後,2楽章のホルンのソロを吹いた人よりも,大きな拍手を浴びていましたが,当然だと思います。ただ,4楽章の最後の方でのTpのファンファーレは半音くらい音程が下がっていたように思われます。ちょっと残念。
また,この楽団は本編の曲よりもアンコールがいつも楽しみです。今回もやってくれました!
曲目は,チャイコの雪娘(道化師の踊り)と,何と外山雄三のラプソディでした。ラプソディでは先のティンパニはもちろんのことタンバリン奏者のノリも大変良かったです。これだけでもS席13,000円の元は十分取れました。お客さんも大喜びでBPOにひけをとらないほど(それ以上に?)大拍手を送っていました。
BPO以外でも十分にクラシック音楽のすばらしさが味わえるものだと改めて感じた瞬間でした マル
初めて投稿します。トランペットを吹いているRIVERFIELDと申します。
前々から機会をうかがっていたのですが、ちょうどベルリンフィルブラスの話が出たので、質問させて下さい。
ベルリンフィルブラスクインテットの「クリンゲン」というアルバムで、どちらがどちらの音なのでしょうか?
バトル・スイートや、ファーナビーのHisRestなどで御教授頂けたら嬉しいです。
どっちがどっちでも特に問題はないのですが、やはり奏者としては、気になるところです。
よろしくお願いいたします。
7/6堪能してきました!
Trp:クレッツァー、ヴァレンツァイ、ヒルザー、プラット、クラモー
Trb:ゲスリング、オット、アルント、ボイマー、メッツガー
Hrn:ドール Tuba:ヒュンペル
当初来日予定から
Tbチースリク→メッツガー、Hrnシュレッケンベルガー→ドール
に変更されていました。
1番オーボエを吹いていたのは、元RSOベルリン首席で現ミュンヘン
音大教授のギュンター・パッシンです。
余談ですが、数年前にトヨタ・マスタープレイヤーズ・ベルリンという
BPOのメンバーを中心に組織された臨時オケでも1番を吹いていました。
マラドーナさん、やはり、日比谷公会堂でブラームス2番でも演奏している写真でしょうかね。
ただ、ステージの上に大太鼓が置かれているのが気になるのです(^_^)。
日比谷での11月4〜6日には、大太鼓を使う曲は演奏していないようですし。
別の日に別の会場で演奏する曲目(ティル、モルダウ、画家マティス、火の鳥など)の練習も
していたのでしょうかね。練習後、カバーをかけ、そのままステージ上に置いておいたとか。
ところで、1957年のプログラム、まだお持ちでないようでしたら、コピーしてお送りしましょうか。
(日本公演のプログラムとはいえ、海外の古書店から購入したのです ^_^;)
1984年の大阪公演の録画、LDでの発売予定には入っていましたが、
結局、発売されませんでしたね。残念ながら。
海外で発売されているカラヤン本のフィルモグラフィーには、テレモンディアルのところに、
大阪公演の分もちゃんと記載されているので、発売できないはずはないのでしょうけど。
ソニーも、ハードでは頑張っていても、ソフト部門はいい加減ですからね。
(未発売の録音をめぐって、シェレンベルガーから訴訟もおこされるし)
ソニーは、チェリビダッケ/ミュンヘンフィルのブルックナーの録画も、途中で投げ出したし。
まあ、ハイティンク/BPOのマーラーの録音・録画をやめてしまったフィリップスも同罪ですが。
何はともあれ、早いとこ、「ローマの松」もDVDで出して欲しいものですね。
あと、未発表の録画としては、ZDFのもので、1980年の幻想交響曲、ミューズのアポロを
何とか復活させて欲しいと期待しているのですが。
これは、1979年の日本公演直後の話だと思いますが、
この年の日本公演には、シェレンベルガーも同行していたはずです。
(一応、正式入団は、1980年ですが)
私はオーケストラコンサートしか知りませんが、
最初の2日はコッホ(ツァラトゥストラとマーラー6番)、
残りの2日はシェレンベルガー(チャイ5、展覧会の絵など)が、
オーボエのトップを吹いていたように思います。
正式入団するまでの間も、シェレンベルガーの登場する機会は、
かなりあったということになるのでしょうかね。
オーボエのエキストラというと、92年のチェリビダッケのBPO復帰コンサートの
ブルックナー7番で吹いている人が誰なのか、以前から気になってはいました。
これについても、どなたかご教示いただけると助かります。
今度一緒にマーラー5番を演奏するトランペット奏者の方は、
「この曲を演奏するために、ずっとオケをやってきたようなもの」という
言い方をされていましたね。 ちなみに、私だったら....(^_^;)
ブルックナー8番? ワーグナーのオペラを一度でいいから、ピットの中で
叩いてみたいという夢もあるのですが、まあ、実現可能性は低いですね。
マーラー5番を初めて聞いたのが、1973年の年末にFMで放送されたザルツブルク音楽祭の
ライブ録音なので、カラヤンの演奏には、やはり愛着がありますね。
この録音、今は聞けないので、裏青盤を買って、また聞いてみたいと思ってはいるのですが。
(ヘボモンケさんの書き込みによると、トランペット奏者の点からも興味深いようですし)
ツィンマーマン社のオケスタ、ティンパニは全曲のパート譜が載っていて、
見やすくて便利です。(ただし、1, 2, 3, 6番は、ファーストだけですが)
他の楽器では、ちょっと無理でしょうね。
ハイティンクのマーラー5番、1500円で売られている国内盤を最近になって購入しました。
こちらも立派な演奏で感心しましたが(特に金管楽器)、個人的には、やはり
カラヤン盤の方が刷り込みになっているのかなぁ、という感じはしました。
録音は明らかにハイティンクの方がいいですが、ティンパニが明らかにフォーグラーだと
わかるカラヤンの録音は、捨て難いですね(^_^)。
メッツガーですが、ヴェルレクもジルヴェスターも乗っていなかったようです。
失礼しました。
でもとても巧かったです!
ねほりんさん。シュナイダーハンのブラームスは持っていませんでした。これってCD出てますか?それともLPですか?シュナイダーハンのCDは弾き振りのモーツァルトとベートーヴェンのVn協奏曲(指揮はヨッフムだったかしら)を持っていたと思います。あっ、指揮者が珍しくアンチェルでストラヴィンスキーなんてのも持ってたと思います。
それから80年代のディスコグラフィで重要なものを忘れていました。指揮者なしのモーツァルトってのが出てました。聴きたいなぁ。再発売しないですかねぇ。
私もお久しぶりです。
昨日、ブラス・アンサンブルの初日を聴いてきました(@王子ホール)。
チースリック病欠、シュレッケンベルガーもドールに変更とびっくりしましたが、
アンサンブルはさすがでした。ヴェレンツェイのピッコロTrp.やオットーのアルト
Pos.などは生では始めてでしたが安定感があり気持ち良かったです。
後日の皆様も楽しんで来てくださいね。ちなみに昨日は収録なかったです。
チースリック代奏のフローリアン・メッツガー、もしかしたらヴェルレクか、去年の
ジルヴェスターに乗ってた方かもしれません。明日にでもVチェックします。
最上さん、お久しぶりです。
下の写真は多分日比谷だと思います。翌々年のWPhとの映像の会場の感じに似ていますし、
11/22の公演のプログラムなので、最初の3回の東京の一般公開公演のいずれかを撮影した
ものと考えるのが適切のように思います。
ところでこの写真は録音マイクが少なくとも2つありますが、ステレオ録音かモノラル録音の
区別がわかる方がいらっしゃったらご教示いただきたいです。
BPOの84年大阪でのローマの松のDVD発売予定はないのでしょうか? 私は大変この曲にこだわりがあります。 この大阪のコンサートの模様は以前知り合いにモノラルでの録画を観せてもらってから手にいれたいと思い続けています(もちろんステレオで)。CDでは小澤=ボストンが気に入ってます。
この曲の生演奏は3回ほど聴きに行ったことがあり(もちろん日本で)ますが,いづれも物足りなさを感じてしまいます。(CDで聴くよりはましなのですが…。)
12月のN響公演(ローマの松など)に行く予定ですが,ホールがオーチャードなのでいまいちかなと思っています。(私の個人的な意見です。関係者の方がいたらごめんなさい。でもこのホールの音響が悪いのは事実)
シュナイダーハンのブラームスVn協奏曲ですが、
パウル・ファン・ケンペン指揮で
1953.5.22 イエスキリスト協会録音
でした。
ヤングコッホ(ユンゲと言った方がいいのでしょうか)のはじけぶりは
クーベリックのワーグナー名曲集でもたくさん味わえますね。
特にトリスタン、そしてジークフリート牧歌...
そうそう、最上さんはじめみなさんがもしご存じなら教えて下さい。
BPO北京公演でのコッホの忌まわしい事故の直後は、首席がシュタインスしか
いない時期があったのでしょうが、ゲストでどんな人が呼ばれていたかなんて
わかるものでしょうか?
私が知っている範囲では、現バイエルン州立歌劇場の首席サイモン・デント氏が
カラヤン・アカデミー出身だったので、カラヤンに招聘されザルツブルクではBPO
のゲストソロオーボエを務めたことがあるらしいのですが、いつのことかは
はっきりしていません。ちなみに、カラヤンがケルンからシェレンベルガーを連れてきて
いなかったなら、もしかするとデント氏もBPO首席になるチャンスもあったかもしれない
わけなのですが、もしそうなっていたら、それこそちまたのシェレンベルガー論争以上に
BPOのオーボエも変わり果てたものだという批評が飛び交ったことでしょう。
ヘボモンケさん、ロータリーTrp1号さん
マーラー5番の詳しい書き込み、大変、参考になりました。ありがとうございます。
細かいコメントは、帰宅後に改めて書かせてください。
TWさん、
現地からの貴重な速報、どうもありがとうございます。
日本でも、早いとこ放映して欲しいものですが。
兼好さん、スポックさん、tomohiさん、
すずてんさん、ねほりんさん
オーボエ談義、いろいろ楽しませていただきました。
92年のブラームス、私もビデオで確認しましたが、シェレンベルガーでしたね。
後半の第2交響曲、97年とは違って、木管楽器はまだ倍管で演奏しており、
この頃は、まだ往年のサウンドの片鱗も楽しめたのね、と思いました(^_^)。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
ところで、1957年の来日公演のプログラム、最近入手したのですが、N響と共演した
慈善演奏会のプログラムの方に、来日公演中のステージ写真が載っていました。
ねほりんさんご推奨の”ヤング”コッホも写っておりますので、ご参照ください。
上はNHKホールでの特別演奏会(11月3日)ですが、下の会場はどこなのでしょうか。
日比谷公会堂?
最上さん、いつも楽しく拝見しています。
さて、BPOのブラームスVn協奏曲の話題が出ましたが、オーボエソロの観点から
・メニューイン/ケンペ ・・・入団したての”ヤング”コッホ
・シュナイダーハン/指揮者失念 ・・・シュタインス
・クレーメル/カラヤン ・・・シュタインス
が推奨銘柄と思っています。
いずれも独逸伝統ヲーボエを堪能できる世界遺産だとおもいます。
メニューインのアルバムのコッホは、やはり若さにあふれ、若干力で押しまくっている
感もしますが、オーボエという楽器の存在感と圧倒的な表現力にカルチュアショックを
覚える、今や二度とこういう演奏に巡り会えないと思われる希有の存在です。
クレーメル/カラヤンのシュタインスは、彼のBPO人生のかなり最後にあたりますが、
満を持したという感に溢れた、ごり押しではなく気品に溢れ説得力に満ちた演奏と
受け止めています。以前に比べると若干音色が薄目で、ヴィブラートは控えめに感じますが、
Tuttiでもぬきんでた存在が確認できます。
リードのバランスもとてもよさそうです。うらやましい...
(シュナイダーハンのアルバム(1952だったっけ)もシュタインスが吹いていると
思われます。こちらは全盛期のコッホに比肩する力強い演奏です)
コッホに関して、例えばベーム/BPOのドンファン(63年)のドソロと
70年代のカラヤンのドンファンを比べた場合、初期のコッホはやはり力でぐいぐい
圧倒し、70年代に入るとソロ全体の中での均整が取れた形に洗練されてきている
ような機がします。個人的にはどちらかというと”ヤング”コッホの演奏が
結構好きだったりします。
ども、最上さん、へボモンケさん。ツィンマーマン社のオケスタですが、
Trpのブルックナーを持ってます。例えば、4番はほぼ全箇所、5番も
少なくとも1stパートについては全カ所が載っておりまして、なかなか
良い本です。特にどう吹け、なんて指示はないですが。
著者は Horst Eichler とありまして、当然ながらあのアイヒラー氏
に間違いないと思います。このシリーズ、ファゴットについてはベートー
ヴェンやマーラーをG.Pieskが書いてますが、当然これはあのギュンター
・ピースク以外考えられないでしょうね。
このシリーズ、トランペットについてはマーラーはあまり良くなく、要
所しか載ってません。(まあ、普通のオケスタは皆そうですが。)ホルン
吹きの妻にも、と思い、ホルン編を見ましたが、ホルン編は、どれも要所
しか載ってませんでした。
別の出版社からは、ホルンについてはブラームス(交響曲1〜4)、マ
ーラー(交響曲1&2)について、休符まで含めて全パートが載っている
ものがあり、なかなか良いですよ。CDとうにあわせて練習する時でも、
それでばっちりです。
さて、マラ5ですか。そりゃあ、ラッパ吹きなら誰しもあこがれます
ねえ。でも、プレッシャーが大変だあ。私の場合、マラ5はCDに合わ
せてならもう数十回吹いていると思いますが、ただ通すのであれば、結
構アマでも行けるでしょう。でも、本番となるとねえ。
だいたい、演奏会当日のリハーサルってやつが私は基本的には嫌いで
す。適当にアップして、唇ほぐれて来たら、そのままいいコンディショ
ンで一気に行きたいですねえ。そうすると、フィナーレまで、パワフル
に、自分のあつ〜い思いをすべて音にして、表現できるのになあ、と思
います。でも、実際には手を抜いたとしても、リハを全降りする訳には
いかないですしね。ソロトランペットがいなきゃ、リハも始まんない。
リハ吹くと、本番きつくなるんですよねえ。私は。そうすると、ハイ
トーン、ff、pコントロール、特に持続して吹くこと、など大変ですわ。
マラ5はベト5&9、チャイ4&5やブル5のフィナーレのクライマッ
クスほど、吹きっぱなしにはならないので、持続性ではつらくないでしょ
うが、pのソロが多い。1楽章(ホントに最後まで神経使いますなあ。)、
2楽章、3楽章、5楽章とすべてに美しく、音楽的に素晴らしい、吹いて
ておいしいソロが多いですねえ。でも、神経使いますよねえ、本当に。
マラ5のソロを本当に演奏できるチャンスに恵まれた方、ホントにうら
やましいです。しかし、大変ですよねえ。私にゃ、本番2回分の体力はあ
りません。ですから、相当鍛えないと、チャンスに恵まれても吹けません
わな。もちろん、技術的にも、あれをノーミスで吹くって相当なことですし。
あこがれの曲、マラ5。愛聴盤はハイティンク/BPO(1988)。
他はたいていカラヤンなのですが、マラ5はカラヤン盤はちょっと敬遠。
僕には今ひとつです。アバド盤は、世間的には賛否両論ですよね。BPO
がちょっとばらけているように感じます。最近思うのは、アバド盤の4D
の録音、音が悪い。アバドのせいとかではなく、管楽器の音などが録音上
良くないのが原因かあ、ということ。ハイティンクのフィリップスの録音、
音いいですもんね。
アバド盤のグロートのTrpソロ、彼が公開クリニックで吹いたときと
全く同じ吹き方で、あっけらかんとして、すぐわかります。冒頭のソロに
関する限り、ハイティンク盤のクレッツァーが理想ですね。あと、立体感
と、休符にさえ思い入れを込めたバーンスタイン/VPOのガンシュの演
奏も最高ですね。1楽章中間部以降は、伸びやかで、闊達、ビブラートも
適度にかかるグロートのらしい吹き方がとても気に入ってます。
追加です。サヴァリッシュのメンデルスゾーンとシューマンの2枚も忘れてました。
大のBPOファンの素人です。BPOによるブラームスVn協奏曲の録音って多いですよね。古いところではケンペ=メニューヒン、カラヤンはフェラス、クレーメル、ムターと録音していますね。アバドはミンツとムローヴァ、他にバレンボイム=パールマンのコンビとサヴァリッシュ=ツインマーマンなんて組み合わせもあります。思い付くままにあげてみましたが、抜かしてるのがあったらご免なさい。ぼくは、それぞれの演奏によいところがあると思いますが、みなさんはどの演奏がお好きですか?オーボエ・ソロも含めて御意見をお聞かせください。たしかパールマンの盤にはシェーレンベルガーの名前もクレジットされていたような気がしますが。それから70-80年代のディスコグラフィ、楽しく読ませていただいておりますが、気の付くところでマゼルのオケコンとチャイコ、プロコのVn協奏曲(独奏ツインマーマン)、サロネンのロメジュリ、ビシュコフの胡桃割り、小澤のチャイコ管弦楽曲集、アシュケとガブリロフのチャイコPコンなどが落ちているようです。
スポックさんありがとうございました。
tomohiさんCDはフィリップスから現役版で出ています。PHCP21016です。ムローヴァの強い希望で発売されとか。
一日の終わりに、少しだけのオンザロックを手にムローヴァ盤のこのOBソロを聞くのが、私の世間の憂さをすべて忘れさせてくれる、至福の瞬間なのです。
TWさんそうですか。カラヤン=ムターはコッホ氏というご判断ですね。私の場合70年代のカラヤン指揮の第9(ベートーヴェン)でのコッホ氏の演奏の画像と、最近のシェレンベルガー氏の映像(たとえば小沢が指揮したヴァルトビューネでの「ダッタン人の踊り」)を基準に誰が吹いているかを判断していました。OBはそのときのリードによってもかなり音色が変わりますし、判定はヴィブラートのかけ方だったのですが。まだまだ修行が足りないのかな?
クレーメル=カラヤンのブラームスも多くの雑誌でOBソロが絶賛されていましたので、これから買いにいきます。
今日は。初めて投稿します。こんなにおもしろいホームページがあることに3週間前に気がつきました。
先日、ヴァルトビューネコンサートに行って来ました。テレビで見ていたあの空間に身を置くことができただけで感激していました。演奏開始の1時間前から団員が集まりだし、音出しをしていましたが、既に酔っぱらった観客が始めたウエィブに、ステージの団員も一緒になって参加するなど、テレビでは放映されないであろう演奏会前の雰囲気も楽しめました。演奏の方は、どうしても、ベルリンフィルの演奏にドミンゴ氏が合わせているという感じで、やはり我慢できなかったのか、最後には歌い出していました。テレビでは編集されると思いますが、ドミンゴ氏は曲順を把握していなかったのか、舞台袖に引っ込むタイミングが悪く、観客の拍手も戸惑い気味の印象でした。コンマスのスタヴラーヴァ氏が振り上げた弓がマイクを直撃するなど、色々ありましたが、二人の女性ソリスト達が会場を盛り上げていたと思います。楽しい演奏会でした。オーボエはシェレンベルガー氏、フルートはブラウ氏でした。
最後に、カラヤン=ムターのブラームスVn協奏曲のオーボエ(DGのCD)は、音色、演奏、どこから見てもコッホと信じていましたが、、、。誰にしろ、これも絶品です。
1992年のBPO来日公演の際,ブラームスVn協奏曲2ndMov.のOb.soloを聴いてとても感動しました。兼好さん,CDが発売されているのでしょうか?
その後,1993年のベルリンでのグラン・パルティータ(WOWOWで放送。確かライスターがBPOを辞めた日だったと思いますが)の3曲目の高飛車なSolo(←表現が悪いですが),その後のライスターClのsoloのつながりは最高です。(「アマデウス」でサリエリも言ってましたが……嫉妬したのもわかるような気がします。)
確かに皆さんが言われるように最近のシェレンベルガーの演奏は?????でしたが,私の好きなOb吹きのひとりです。(ちなみに私は素人のCl吹き)
ところで,どうも最近のBPOには感動できません。
1994年の来日公演(マーラー9番)の大感動を最後に(今でも記憶に残っています。会場もあまりの演奏のすばらしさにざわついていました。チケット代2万5千円の倍払っても聴く価値あり),1996,1998,2000年の来日公演ではどうも感動しません。ラトルに期待したいです。(今度はいつ来日するのでしょうか?)
アバド=ムローヴァのVn協奏曲はシェレンベルガーです。
色々言われますが、絶品のソロだと思います。
初めて書きます。いつも楽しく拝見しています。オーボエのシェレンベルガー氏関連のやり取り、楽しく読みました。で教えていただきたいことがあります。
ブラームスのV協の二楽章のオーボエのソロなんですが、カラヤン=ムターは時代的にもシェレンベルガー氏だと思うのですが、来日公演のCD、アバド=ムローヴァは誰だったんでしょうか?TV中継もあったと思うんですが、見逃しました。ノリントン=ケネディはマイヤー君でしたが、音を聞く限り、どちらとも違うような気がします。基本的な質問ですみません。どなたか教えてください。
最上さん、マラ5とは楽しみですね。
>マーラー5番は、トランペット奏者には、やはり特別な曲なんでしょうか。
トランペットは冒頭部も含めてどソロがかなり多いので、やはりどうしても
特に気合が入っちゃうんでしょうね。^_^;
この曲をBPOはカラヤン、アバド、ハイティンクとで録音をしています(他にもあり
ましたっけ?)が、トランペットのソロは例の伝説(?)のカラヤン盤と
ハイティンク盤をクレッツアー氏が、アバド盤をグロート氏がそれぞれ吹いています。
冒頭部は、両者の持ち味(くせ?)が良く出ていずれも素晴らしいソロだと思いますが、
特に、クレッツアー氏の2つの演奏は、録音時期が大変離れているにも関わらず、
その演奏スタイルというか解釈がほとんど変っていないのは凄いです。
BPOはライブではカラヤンと何回かマラ5を演奏しているようで、レコーディングと
同時期に行われた定期の様子の当時のレポートを以前紹介させていただきましたが、その
半年後、73年の夏のザルツブルクで演奏されたマラ5もソロTpはてっきりクレッツアー
氏だと思っていたのですが、最近出た裏青盤を聴いてみたところどうも違うようですね。
どなたが吹かれているのか今一つ断定し難いものの、どうもアイヒラー氏が
吹いているように思えるのですが、どなたかお聴きになった方如何でしょうか?
冒頭部の吹き方はクレッツアー氏とは全く違って、いささか乱暴なくらいの
アタックですが、尋常ではない太い音をしています。こんなに気合の入った
アイヒラー氏の音は他の録音ではあまり聴かれないので比べにくいのですが、
その他のソロの部分を聴くとどうも氏の音のようですので、おそらくアイヒラー氏
ではないかと思うのですが・・・このソロTpはかなりミスをたくさんしていて、
2楽章のどソロなど一個所おもいっきり音を間違える大顰蹙もののミスもしてるのですが、
アイヒラー氏が吹かれているのだとしたら貴重な録音だと思います。全体としての出来も
かなりやばい部分があり、正規盤に比べると完成度はかなり低いと思いますが、
カラヤンの他の曲と同様、正規盤にはないライブ特有の生気が感じられる演奏だと思います。
クレッツアー氏が正式に首席Tpに就任したのはこの73年とのことですが、マラ5の録音が
2月ですので、年頭に就任したのだとしても、就任後せいぜい1ヶ月くらいでこの録音を
したことになりますね。この録音のもう一人の1stTpをアイヒラー氏が吹いていますし、
夏のライブもアイヒラー氏がソロを吹いているとすると、その後の秋の来日公演では
氏はもう2ndTpを吹かれていましたから、この夏のマラ5を最後に首席を退いたのでしょうかね?
翌年74年に就任したグロート氏は、この73年の秋の来日公演では、アイヒラー氏の後任
候補として試用の身分で来ていたのでしょうか。NHKが放送したこの時のリハーサル風景の
映像では、ドボ8の2楽章の上昇音形のファンファーレの最後のGの伸ばしを、
グロート氏にしては珍しく極端にベルアップして目いっぱいクレッシェンドしていて、
カラヤンに「落とせ」のサインを出されていました(本番は無茶していなかった)が、
試用期間中ではりきっていたのでしょうかね?
(この年の来日公演の演奏のTpはどの曲も凄い演奏をしてますし・・・)
>このマーラーの交響曲のオケスタ(ドイツのツィンマーマン社)、トランペットの方の編集は
>アイヒラーと書かれているのですが、元BPO奏者のアイヒラーなんでしょうね。やっぱり。
そうなんですか。では、自分で音を間違っちゃいけませんね・・・^_^;
ツィンマーマン社といえば、ここからグロート氏が教則本を出版しています。
「グロート吹き養成教則本」みたいで面白いです。氏は現在新しい教則本を執筆中で、
来年くらいに出版を予定しているとのことです。
最上さん、こんばんは。
>最近のBSの番組表を見ると、ウィンブルドンばっかりですね。いやはや。
>本日のベルリン・フィルのヴァルトビューネのことなど、まったく眼中にないようです。
Tpのヴェレンツエイ氏に、今年のヴァルトビューネはどうだったのか聞いてみたところ、
「とても素晴らしかったから、後日、放送があったら是非見てね」とのことでしたが、
とりあえずしばらくは、ウィンブルドンですかね。(サンプラス負けちゃいましたね・・・)
最近のBSの番組表を見ると、ウィンブルドンばっかりですね。いやはや。
本日のベルリン・フィルのヴァルトビューネのことなど、まったく眼中にないようです。
これでも、一国を代表する放送局のやることなんでしょうかね。
(外務省幹部と一緒に、NHK幹部も、更迭が必要。小泉さん、頼むよ ^_^)
と怒ってみてもしょうがないので、プログラムだけでもアップしておきましょう。
《スペイン・ナイト》 Spanische Nacht
指 揮: プラシド・ドミンゴ
ヴァイオリン: サラ・チャン
アルベニス: アストゥリアス(スペイン組曲より)
コルドバ(スペインの歌より)
ファリャ: 「三角帽子」より2曲
ラヴェル: ツィガーヌ(演奏会用狂詩曲)
シャブリエ: 狂詩曲「スペイン」
ビベス: ファンダンゴ
ヴィラ=ロボス: ブラジル風バッハ第5番
J.シュトラウス: スペイン行進曲
サラサーテ: カルメン幻想曲
モンカーヨ: ウアパンゴ
パユの復帰情報ですが、一応、産経新聞の記事を、きちんとご紹介しておくことにします。
そして、2000年6月に退団したフルート主席奏者、エマニュエル・パユの復帰。
「ラトルの下でどうしても演奏したいと、入団試験を再度受けたそうです。
現在は試用期間の身だということです」と、音楽ジャーナリストの宮本秀樹さん。
元ソロ奏者だからといって、特別扱いはしないということなんでしょうか。
この春のイースターで、メータのブルックナー4番を吹いたヴィーゼ、実に見事な演奏でしたしね。
(この時のヴィーゼのフルートに感銘を受けた方の中には、パユの復帰を素直には
喜べない方もおられるようです。私も気持ちも、この方にやや近いかな ^_^;)
復帰の話がとっくに決まっていても、最近のインタビューなどで一言も口にしなかったのは、
正式に契約を結ぶ前だったからなんでしょうかね。
まあ、何はともあれ、復帰後は、また頑張って欲しいものです。
>松尾さん
写真、興味深く拝見させていただきました。
次回のマーラーも、よろしくお願いします。
ちなみに、マーラーを演奏するには、やはり体力も必要かと思い、今度から、
スイミング・スクールに通うことにしました。
曲の途中での頻繁な音替えも、今の腰の状態では、かなり大変そうなので(^_^;;;)
秋までには、日頃の運動不足を、何とか解消したいものですが....