ベルリン・フィル掲示板
2003年2月


DVD化・・・私も 投稿者:ロータリーTrp1号  投稿日: 2月 1日(土)10時06分04秒

私も、1984年のカラヤン/ベルリンフィルの来日公演のビデオのDVD化をしました。
オケの仲間が1年ほど前のクラシカジャパンの放送をS-VHSに撮ってくれていたので、
昨年末に買ったDVD-Rで、DVD化致しました。放送内容は通常のテレモンディアルの
カラヤンのレガシー」のシリーズと同じオープニングで、いつでも製品化できること
を予感させるものでした。でも、なかなか発売されませんですね。
年末、年始にかけていくつかDVD買いました。LDで持っていたものも含め、DVDで少
しずつそろえようと思っています。
100周年の「英雄」、ようやく手に入れましたが、噂通りのそごい演奏ですね。たし
かにコントラバスのボウイングがすさまじく、あのような、オケ全体が楽器と化した演
奏、そうそう聴けるものじゃないでしょうね。
しかし、某サイトで、BPOのシュヴァルベか誰かが、シカゴSOは完全にBPOを凌
駕している、なんて言っていたとありましたが、ホントなんでしょうかね。CSOはた
しかに上手いですが、この演奏に見られるBPOの良さは格別だと思います。
どこのオケが一番かなんて、芸術の中身とはある意味関係ないので、どこかを持ち上げた
り、おとしめたりするつもりはありませんが、この演奏からは、改めて、カラヤンの下で
のBPOが、自分たちは自分たちだ、と孤高の確信に満ちた格別の存在だったことを改めて
実感致します。
また、ベートベンの荘厳ミサも買いました。当時ラッパセクションはモンケB管で統一され
ており、先の英雄の頃が端境期で、英雄では全員B管、しかし、その後のスタジオ撮影の運
命ではグロート、クレッツァーの1番コンビはレヒナーのC管を使っております。荘厳ミサ
のグロートは何とモンケB管ではなく、当時でたばかりであろうヤマハのC管(現在はカタ
ログ落ちしています。この楽器はクレッツァーがレヒナーと持ち替え、よく使っています。)
を使っていたのにはびっくり。後にグロートはヤマハの現行モデルも一時使いますが、レヒ
ナーを一番使いましたね。ヤマハの新旧モデルはともに私の愛用品でもあります。今度、レ
ヒナーも欲しく思っている私は、気分はグロート、クレッツァーなのです。

ジルヴェスターもDVDにしました。やあ、楽しかった。あれもたまにゃあいい、と私は肯定
派です。ただ、リードトランペットを「えげれす」あたりから連れてきたらしいことは感心
しませんね。あのリードトランペット、ヤマハの楽器で吹きまくってましたが、やはりピス
トン管は他の楽器とは異質。以前、ヴァルトビューネでは、バーンスタインのジャズ作品を
グロートがロータリーで立派に吹いたわけですから、リードトランペットも、クレッツァー
か、ヴェレンツェイが吹くべきではなかったかなあ。彼らが、この曲だけ縦ラッパに持ち替
えたのならまだ許せるんですが。95年のヴァルトビューネは、サックスさのトップさえ、
バスクラのプライスが吹いてましたもんね。多少のエキストラは当然でしょうが、トップは
BPOの正規メンバー(今回ならラッパ)でないと、BPOがあれをやった、と100%の
確信はできないですね。
ま、でも、演奏はとても楽しく、BPOが過去の栄光とともに伝統を取り戻し、かつ、ラト
ルのは点そうな良さを吸収すれば、ダントツの芸術性と機能を身につけ、文句なくトップの
集団となるんでしょうね。


DVD化 投稿者:k  投稿日: 1月29日(水)21時22分23秒

1984年のカラヤン/ベルリンフィルの来日公演のビデオのDVD化をしました。ザ・シンフォニーホールでの演奏で、曲目は
モーツァルト:ディヴェルティメント17番
R.シュトラウス:ドン・ファン
レスピーギ:ローマの松
です。ちょうど、その演奏会を聴きに行っていたのでDVDを懐かしく見ています。1985年にTV放送したテープを大切にとっておいたものです。そういえば、あの演奏会でカラヤンがドン・ファンの最初を振り間違った?ので数小節いったところで止まり、もう一度最初から演奏しなおしたと言う前代未聞の演奏会でしたね。(もちろんその部分は放送ではカット)ローマの松では、ホール全体がffに包まれ最高の演奏が聴けたことを幸せに思っています。もう二度とあのような演奏は聴けないでしょう。