マラドーナさんのご案内のように,来週9月6日(月),FMで放送されるようですね。
『速報 ベルリン・フィル新シーズン開幕に向けて』
新シーズンの開幕というと,従来は,8月下旬からザルツブルク,ルツェルンなどで
コンサートをしたあと,ベルリンに戻って,9月初旬にシーズン開幕という感じでしたが,
今年は,ベルリンでコンサートをしてから,ツアーに出かけるようですね。
まあ,どうせ行く前にリハーサルをするのでしょうから,行く前にコンサートを
しておくというのも,ラトルらしい合理的な考え方なんでしょうか。
昨年から,ザルツブルク,ルツェルンに加えて,ロンドンにも行っているようですが,
今年はさらに,バーミンガムにも行くのですね。(ラトルの凱旋公演?)
さて8月28日の開幕コンサートは,この4都市でも演奏するプログラム。
シェーンベルク:管弦楽のための変奏曲
ベートーヴェン:交響曲第9番
一応,RBB(Rundfunk Berlin-Brandenburg)のサイトでも生放送されるというので,
午前3時から,頑張って聞いてみました(^_^)。
シェーンベルクが,なかなか見事な演奏でしたね。
昨晩,カラヤンとブーレーズの演奏も,スコアを見ながら,聞き比べてみたのですが,
耽美的・叙情的なカラヤン,直裁的なブーレーズとは違った,これまた魅力的な演奏。
劇的というか,あるいは劇音楽的というか,非常にメリハリのきいた演奏というか。
この難曲を完全に掌握し,第九の前に演奏してしまうところが,なんともすご過ぎ。
この曲,大編成のオケで演奏する変奏と,室内楽的に少人数で演奏する変奏と,
交互に書かれたりしているわけですが,どちらもベルリン・フィルの威力全開という感じ。
録音も素晴らしく,打楽器も迫力満点。フレクサトーンという珍しい楽器の音もよく聞こえますね。
頻繁に出てくるヴァイオリンのソロもうまいと思ったら,シェーンベルクのコンマスは,
安永さんのようです。(Takuyaさんの「ベルリン・コンサート日誌」での情報による)
第九は,最近の録音にはあまり詳しくないので,ああ,これがベーランライター新版
による演奏か,と思って聞いてました。
ちなみに,不思議だったのは,第4楽章のバリトン・ソロのレシタティーヴォの最後,
(合唱が最初に入るところの直前)freudenvollere(フロイデンフォレレ)のところ,
なぜか,譜面とは違ったように歌っています。
気になって,金子健志氏の第九の本を見てみたら,長くのばすフェルマータに
アド・リブと書かれてあり,自由に歌う解釈もあるのだとか。
第九にはそう詳しくないので,私は初めて知りました。
ウィーン・フィルとの演奏でも,レシタティーヴォの最後は,
アドリブで歌わせているのでしょうか。
(私は音源を持っていないので未確認)
こんばんは。ご無沙汰しております。
フジからの連絡によれば、今度の来日公演「フィデリオ」のレオノーレ役が、当初発表されていたアンネ・シュヴァーネヴィルムス
から代わって、カミラ・ニュルンドになったようです。ドレスデンによく出演している歌手で、マルシャリンなども歌っています。
(私はマルシャリン役を聴いたことがあります。)
私の思うに、現役の女性歌手の中では、舞台姿もプライベートでも1、2を争う美人歌手ではないか、と思われ、見た目は満足する
ことは請け合い(フジからの通知に使われている写真は、ヘンスラーから出ている彼女のリートアルバムCDのジャケットと同じ物ですが、
この写真は実物よりもいま一歩も二歩も劣る写真。ただし、レオノーレ役にはちょっと声が弱いのではないかと思われ、音を聴く分には、
デノケやシュヴァネヴィルムスよりはちょっと魅力が薄いのではないかという気もします。たぶん初来日でしょうが、鮮烈の日本デビュー
となるといいですが・・・。
チケットの一般発売は9月1日10時から、電話のみの受付となるらしい。
しかしこれには隠された事実がある。
現実は10万円の賛助会員、オーケストラアンサンブル金沢の定期会員に
すでに発売されていて、いい席は残っていないのである。
この事実を知らない一般客は、9月1日10時から電話をかけまくり
やっとつながったと思ったら「申し訳ございません、もう埋まってしまいました。」
の答えがかえってくるわけである。
このときのトラブルを防ぐために、電話による受付のみに限定したようである。
しかしだね、石川県立音楽堂のホームページ見てみ!
ベルリンフイル公演の座席は「空き余裕あり」になってるじゃん。ここまでやるか!!!
一般客をバカにしてるの?ちゃあーーーんと知ってんだよ!!!
いいかげんにしてくれよ!石川県立音楽堂さんよ。マジで評判ガタ落ちになるぜ!
管理人さまへ
Chan です。
最新のクライバー追悼 CD 情報です。
来月 MEMORIES から、以前からお望みであった 『 クライバーとベルリン・フィル 』 の CD が発売されますよ!
> 共演したのは,2 回だけだったのですね。
> クライバーとベルリン・フィルの 1994 年 6 月のコンサートですが,
> 1 年前の Vorschau では,当然のごとく,曲目未定となっています。
> 録画しておいて欲しかったですね。
> 録音は何とかして聞いてみたいものです。どなたか,お恵みを(_ _)(^_^;)
【 レーベル MEMORIES 】 ME-1013
ブラームス:交響曲第4番
モーツァルト:交響曲第33番
ベートーヴェン:序曲コリオラン
カルロス・クライバー指揮
ベルリン・フィル
録音: 1994年6月28日、モノラル録音。
レーベル WE LOVE CARLOS から WLC 1-704 として発売されていました。
この当時のヴァイゼッカー大統領主催による特別演奏会の有名なライヴ録音です。
クライバーとベルリン・フィルとの共演は 1989 年 3 月 9 日と今回での合計 2 回しかなく、これが最後の録音です。
この演奏のリハーサル時に、クライバーは天井から下がったマイクを見つけ撤去するよう指示しましたが、クライバーは後にこのプライヴェート録音を愛聴していたとの逸話もあります。
音質にはモノラルで難がありますが、ほとばしる熱気とカタストロフィに彩られた、今でも信じがたい程の名演奏です。
この中でも特に、「 序曲コリオラン 」 が超が付く程の歴史的な名演であります。
詳細は、平沢透さんの エーリッヒ & カルロス・クライバーのページ および、そこの掲示板での Chan の投稿記事をお読みになってくださいませ。
なお、レーベル MEMORIES からは既に先月そして今月と数種類の CD が 『 クライバー追悼盤 』 として発売されていますね。
9月6日(月)にラトルとの第九の放送が19時20分からあるようです。
また12日か19日のどちらかの日曜日15時から3時間枠でラトルと啓蒙時代管の
「ラインの黄金」全曲の放送があるようです。
管理人様には2007年を占う意味で注目の放送ですね。
本日発売された雑誌への速報紹介です。
私は午前中に書店にて購入いたしました :
(その1) レコード芸術9月号 〔定価 1,250 円〕
【追悼特集】 カルロス・クライバー
FAREWELL TO CARLOS KLEIBER
とても素晴らしい追悼特集です。
流石に、我らのレコード芸術ですね!
(その2) クラシックジャーナル 009 〔定価 1,365 円〕
【追悼記事】 鳴呼、カルロス・クライバー
BPOの復活でお薦めなものはありますでしょうか?
皆様、御教示ください!
ラッパ吹きなので、ラッパがグレートな演奏しているものを希望しています。(笑)
復活の全楽章のオケスタをやるので、参考にいろいろと聞いてみている次第です。
ちなみにハイティンク指揮BPOの復活DVDは持っています。
グロートさんのソロが最高です!
あとBPOでは無いですが、ショルティCSOや小澤サイトウキネンの復活も好きですね。
特にサイトウキネンのモリスンさんのソロは、素晴らしいです!
最上様
四国の台風は大変だったみたいですね。
大丈夫でしたでしょうか?
被害にあわれた方達に対して、お見舞い申し上げます。
今晩は。
管理人様、今晩は。
1978年6月24日のカラヤン・イン・パリテレビの貴重な情報を有難うございます。
ONTOMO MOOK「全軌跡を追う」に記録されている「芸術家の生涯」は演奏曲目に入っていないのですね。
また、「展覧会の絵」のバーバ・ヤガーは初めて目にするものです。
>こういうスゴイのをどっと出して欲しいものです。
本当にそうですね。
期待しているのは、カラヤンの生誕100年の2008年なのですが。
有難うございました。
では。
チケットが残るのはなんとなく予想できましたね。
曲目、チケットの価格(主催者側にたいして)、ラトルへの期待、
同時時期に来日するウィーンフィル、フィデリオをベルリンフィルで聞くことの満足度。
以前のベルリンフィルならチケット獲得に命をかけたのだが、、、
1978年W杯でフランス対ブラジルは無かったので、調べてみたらイタリア対ブラジルの
3位決定戦がアルゼンチン時間15時(フランス時間では夜くらいでしょうか?)からあった
ようです。当時は今のようなサッカー人気が無かった時代で、なおかつフランスでの話なので
GRCの筆者も勘違いしたものと思います。凡戦になりがちなW杯の3位決定戦ですが、
ブラジルが大技で逆転勝ちした好ゲームでした。
というニュースが見つかったので,転載しておきます。
グラモフォン・レコード・クラブ(GRC) というのが昔あって,
それの機関誌に載っていたものです。帰省中に実家で見つけました。
1978年6月24日,パリで放映されたテレビ番組に関するものです。
この番組については,Concolorさんのサイトでも話題になり,
私も強い関心を持っているのですが,そのうち発売されませんかね。
3時間半もの番組だったそうですが,全部生中継だったのかどうか。
だとしたら,オケの休憩時間なんかも必要だと思うのですが,どうしたんでしょうかね。
メーカーもどうでもいいようなソフトばかり発売しないで,こういうスゴイのを
どっと出して欲しいものです。
http://homepage1.nifty.com/bpo/paris1978.html
岡山公演のチケットのプレイガイド売りのがまだ残っているようです。
チケットが入手できないとお嘆きの向きは、岡山に買いに行かれるか
問い合わせてみられると良いのではないでしょうか。
BPOのチケットの売れ行きがこんな状況なんてのは、一昔前には
想像もできませんでしたね。やっぱり値段が値段だからでしょうか。
カルロスさん>
そうだったのですか。初めて知りました。ありがとうございます。
>(喜ぶのは日本のクラヲタぐらい?)
到着当日コンサート前に仮眠が取れそうですね。
以前は飛んでいたのですよ、JAL直行便が。
壁崩壊の2年後ぐらいかな。
でもほとんど利用者がなかったらしく、たしかオイローパツェンターにあったJALの
カウンターが、なんだかの暴動の際に襲撃されたとかの影響もあって、早々に撤退
したはずです。フィルハーモニー前の某日系企業が今も直行便の就航を要請している
らしいですが、まず現状では無理でしょう。(喜ぶのは日本のクラヲタぐらい?)
ベリリン→ベルリン。失礼いたしました。
日本からもベリリン直行便が飛ぶのでしょうか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040814-00000034-kyodo-bus_all
小編成による演奏でベートーヴェン時代のサウンドを再現していると,手放しで絶賛。
新しい演奏スタイルの確立,みたいなことも書かれている。
演奏スタイルとしては,従来の伝統的なものと,さほど変わらないと思うのだが。
この2001年2月のローマでの演奏,5番の弦楽器の編成は,12-10-8-6-4 とのこと。
ちなみに,1994年の来日公演での5番の弦楽器の編成は,14-12-10-8-6。
放送録画が残っている3番(1995年),7番(1996年),8番(1994年)なども,同じ14型。
私がザルツブルクで1995年に聞いた6番も14型。
アバドは,1990年代,基本的に14型でベートーヴェンを演奏していたように思う。
これはこれで,アバドのスタイルということで,まあ,認知されてきたのではと。
ところが,全集を録音するにあたり,さらに編成を減らしたのは,どういう訳か。
1990年代後半,アルノンクールがベルリン・フィルと何度かベートーヴェンを演奏した。
編成はアバドの14型よりさらに小さく,1998年春,私が聞いた3番では,12-10-8-6-5。
おいおい,これじゃ,室内オーケストラのベートーヴェンじゃないかと思ったのだが,
その後,アバドがベートーヴェンを集中的に取り上げた際,オケの編成が12型と聞いて,
アルノンクールの真似かよ,と思ったのは私だけ?
もし,ファーストヴァイオリン12名程度の編成が最初から理想だったのなら,
もっと早い時期からそうすべきだったと思うのだが。
今回の小編成,ピリオド楽器を使ったオケの演奏の影響ということも言われているが,
だったら,ティンパニはいつものあの楽器でなく,別のティンパニを使って欲しい。
金管楽器にしても,オリジナル楽器を使用させたらよかったのに。
(例えば,2002年に来日したヒュー・ウォルフ/フランクフルト放送響の5番ように)
まあ,アバドの場合,演奏解釈は伝統的なものとそう大きな違いはないので,
何のために弦楽器の人数を減らしたのか,その必然性がわからないというのは,
2001年イースター音楽祭での感想として書いた通りである。
http://homepage1.nifty.com/bpo/oster/200104.html
以前、この掲示板でシェレンベルガーが叩かれているのを見たが、その中で、見ていて腹立たしいと思うことがあったのでここで述べようと思う。シェレンベルガーの細い音は好きじゃない、コッホの分厚いのがいいという人は多いようだ。また彼はここ何年かはオーボエの演奏に力を入れていないようで、それで腹が立つのは仕方がないことだ。実際、彼のリサイタルかなんかに行って失望したという話もよく聞く。私が行っても同じく金返せと思うだろう。
しかし、ここで彼は確かにそのようにいい加減なところはあるがテクニックについても音楽性についても一流のものを持っていることを確認したい。オケでもブラームスのヴァイオリン協奏曲をはじめとして素晴らしいソロを数々残してきたし、ソロ活動での実績についてはコッホをも上まわるものがあると思う。
ということで、ここ最近のシェレンベルガーの変貌に文句を言うのは全くおかしいことではないが、音色の話については好みの域を脱しえないことである。それで独逸伝統ヲーボエ継承なんとか会長とか名乗った奴が、彼のせいでドイツ伝統の分厚いオーボエの音が失われたと音色のことだけについてわけの分からないことをほざいていたのは気になった。
何が伝統のドイツ・オーボエの音だ。ベルリン・フィルをはじめ、20世紀初頭ドイツでは、オーボエは現在一般に広まっているフランス式のオーボエではなく今のウィンナ・オーボエを使っていたし、ビブラートさえもかけていなかったのだ。1960年〜を全盛期とするあのコッホのような分厚い音は、ウィンナ・オーボエからフランス式になって、ビブラートをかけるようなってというちゃくちゃくと変わり続けるドイツのオーボエの演奏スタイルのひとつの通過点であるのだ。それを、あの時代の方が好きだというのはあっても、一部の自分にとっていいところのみをとってドイツの外で何も知らない日本人が伝統が廃れてきているとか言って騒ぐのは傲慢であつかましいと思う。そんなに伝統伝統と言うのなら、現在でもベルリン・フィルにあの音の硬いウィンナ・オーボエをビブラートなしで吹いてほしかったというのか。
「不当に低いアバド評価」を特集するということで,
> その次号の「不当に低い」の「不当さ」をどう(へ?)理屈づけてくれるのか、
> ある種楽しみではありますが。 (Simoneさん)
と大変楽しみにしていたのですが,結局,ベートーヴェンのDVD解説の流用がメインで,
いささか期待はずれに終わった感がありますね。
まあ,それでも,その中にいくつか気になる点があるので,精神衛生のため,書かせていただきます。
> カラヤンは1980年頃からコントラバス・セクションの音量を強化していた。
> しかしながら,これは時代の流れに逆行するものだった。
コントラバスの重視や音量強化って,もう1960年代から言われたりしていたのではないでしょうか。
今から30年も前だと思うけど,大木正興という懐かしい(^_^;)NHKの音楽番組の解説者が,
ベートーヴェンの7番というと,1966年のカラヤンとベルリン・フィルの終楽章のあの
コントラバスのすごさは今も忘れられない,みたいなことをテレビで言ってましたしね。
1970年代のベートーヴェンのコンサートでも,コントラバス10本だったはずです。
1980年頃というと,デジタル録音時代の初期の頃で,ベルリン・フィルの録音は,
なぜか時々,低域が薄い残念な録音も多いのですが,テレモンディアルのサウンドトラック
として発売された80年代のベートーヴェンの録音は,結構,低音も厚く入ってます。
それで,上記のような文章が書かれたのかという気もしますが,この録音だけで,
「1980年代に入って,時代に逆行し始めた」という主張は,納得がいきませんね。
もう一点については,長くなるので,また後日にでも。
(アバドとベルリン・フィルのベートーヴェンは,存在理由がわからないという話に通じるはず)
ちなみに,アバドとベルリン・フィルの演奏では,私はシェーンベルクの《ペレアスとメリザンド》
が白眉だったのではないかと思っているのですが,どうでしょうか。
あの曲の演奏は,ベルリン・フィルの能力とアバドの手腕が見事に結びついた稀有な例ではないかと(^_^)。
実演で聞けなかったのが,実に残念です。せめて,映像ぐらい残しておいて欲しかったですね。
(私も,1970〜1980年代は,アバドのファンだったので,念のため ^_^;)
これまで,web でラジオを積極的に聞く習慣はなかったのだが,
8月1日から8月2日にかけて,バイロイトの《神々の黄昏》が
ライヴで放送されるというので,職場で答案の採点などしながら,
朝の6時前まで,がんばって聞いてみることにしたのだった(^_^;)。
日本では年末しか聞けなかったのに,なかなか便利な時代になったもんですね。
小型のスピーカーにつないで聞くと,なかなか楽しめました。
ベルリン・フィルの公式サイトに放送予定が載ってますが,
来シーズン最初の8月28日のコンサート(ラトルの第九)も
RBB Kulturradio
http://www.daskulturradio.de/
で聞けるのだろうか。
Chan です。
予告通りに、全国にあるタワーレコード ( TOWER RECORDS ) にて
アバドのルツェルン祝祭管弦楽団による昨年 8 月の 『 復活 』 が、今日一斉に発売されました。
私の場合には、タワーレコードの店頭にて定価 2,990 円にて購入いたしました。
詳細は、タワーレコードのページである Mahler: Symphony No. 2, Debussy/ Abbado, Lucerne Fest O を、ご覧になって見てくださいね。
先程、自宅のステレオにてアバド入魂の昨年の 『 復活 』 の演奏を聞きながら、
何故かしらアバドの親友であり先日亡くなったカルロス・クライバーのことを想い出しました。
昨年のルツェルン祭終了時には、
来年はクライバーが 『 トリスタンとイゾルデ 』 を振るとの情報も流れていましたが・・・。
今年のルツェルン祭は、
アバドによる 「 クライバーへの追悼演奏会 」 となるのではないでしょうか。
さて、私の友人である音楽関係者に依りますと、
世間で噂されているほどには、アバドの健康状態は良好ではないようなのです。
アバドは、あるインタビューにて次のようにも自身で語っています :
『 私も、孫と一緒になって遊びたい年齢になってきました。』
今回のルツェルンでのマーラーの名演奏を聞きながら、
アバドの健康のさらなる 『 復活 』 を祈らずにはいられません。
ご無沙汰しております。HNをMusikfreundeから元に戻します。ご迷惑をおかけしました。
フォーグラーのこと、管理人様の書かれてあるとおり、と私も打楽器を演奏する端くれとして
全く納得しながら読ませていただきました。73年の「ツァラ」は、雰囲気からして
フォーグラーの「音」だと私も思います。ただ、80年代半ば前後からゼーガース(入団何年
でしたか?)がちょいちょい叩くようになるので、録音でもゼーガースが叩くケース、
もしかするとあったのではないか、とは思いますが、いかがでしょうか?
で、先週土曜夜、アテネの演奏会、観ました。
録音のせいなのか、ゼーガースの叩く音が、限りなくフォーグラーのようになっているの、
気のせいなんでしょうか? 彼の生音は幾度となく経験しているのですが、テレビを通して
出てくる、引き締まった硬質の、ぴしっと決まった「音」は、本当に驚きました。
BPhも相変わらず「一生懸命」演奏するし、バレンボイムとの協奏曲なんて、オケ、指揮者、
ピアニストがやりたい放題のことやっているのに、最後にはブラームスの「音楽」に
なってしまっている。四重奏曲のオケ版も、もうお見事。重厚さと繊細さを兼ね備え、
音楽に対する「愛情」を絶対忘れない演奏に、ただただ感心するばかりで聴き入っていました。
現地でもラトルの評価はかなり割れているようなのですが、少なくとも私が実際
ベルリンやシスコで聴き、アテネのコンサートを聴いた限りでは、BPhの「輝き/質の高さ」は
色あせていないな、と思いました。カラヤン時代の「力強さ」も少しずつ戻ってきて
いるように思いますし。