ベルリン・フィル掲示板
2004年9月


Re: 本日の画像 投稿者:ヘボクルスペ  投稿日: 9月30日(木)23時45分4秒

この時代のものばかりに反応しましてスミマセン。
そういうつもりはないのですがやっぱりウレシイです。

で、さっそくその前の大阪公演を見てみたのですが
11月6日から4日間がブラームスチクルス。
それであくる日の10日が「英雄の生涯」。

それから2日休んでの東京でのこの連続公演とは。
その間協奏曲含めてダブってる曲はなし(それがチクルスだとしても・・)
改めてスゴいことをやってたもんだ・・と感心と感動。


本日の画像 投稿者:管理人  投稿日: 9月30日(木)17時07分16秒

1977年,東京でのベートーヴェン・チクルスのちらし。
会場が普門館だったからか,14000円〜4000円だったんですね。

http://homepage1.nifty.com/bpo/BPh1977.jpg


みんなのNHK 投稿者:ドン・アルフォンソ  投稿日: 9月29日(水)05時56分2秒

確かに4,5年前からNHK−BS2でBPOの生中継をぱったり放送しなくなってしまいましたね。私はとても残念です。きっと、海老沢会長はクラシック音楽に興味がないのかもしれませんね。我が家はハイビジョンが映らないので、なおさら被害を受けています。ずっと以前、中継放送していた時にもっと見ておけば良かったと思う気持ちもあります。とりあえず、ジルヴェスターと、ヨーロッパ・コンサート、ワルトビューネの3回だけは、うまく放送時間を確保して続けて行って欲しい次第です。みんなのためのNHK・・・改善されることを願っています。


初めまして 投稿者:ホルン吹き  投稿日: 9月28日(火)18時48分32秒

教えてください。
ベルリン・フィルハーモニー・サロン・オーケストラの編成はどのようになっているのですか?
調べてもよくわからなかったので・・・。


NHK 投稿者:管理人  投稿日: 9月28日(火)14時55分28秒

ストでなくなった試合の放送権料の返還を求めるそうだが,およそ1億円とか。

この金額で,ベルリン・フィルの定期演奏会,どれだけ生中継できたのか。
ベルリン・フィルとの契約を打ち切って,東京ドームでの巨人戦の中継まで始めた海老沢,
一連の不祥事の責任をとって,さっさと辞めて欲しいものだが....


>Berliner Klang 投稿者:ペンネーム  投稿日: 9月27日(月)02時18分12秒

それはいいことだと思います。

来日公演では、低音を強調したかつてのベルリンフィルの
音を聴くのがすごく楽しみです。


Berliner Klang 投稿者:管理人  投稿日: 9月26日(日)16時07分27秒

本日の産経新聞の『地球楽信』の記事は「ベルリン・フィル”開幕ダッシュ”」

その中に,チェロのファウストがラトルについて語った談話も載ってます。

「彼はベルリン・フィルの音の特徴というものをよく知っていて,カラヤン時代以前
 の低音をベースにした『ベルリナー・クラング=ベルリンの音』と言うべき響きが,
 また少しずつ戻ってきたと思う」


BS朝日の放送予定 投稿者:ktym  投稿日: 9月25日(土)03時35分32秒

BS朝日のHPで見つけました。
10月16日(土) (13:00〜14:35) 「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会(3)」
10月17日(日) (10:00〜11:35) 「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団定期演奏会(4)]


10月のBPO放送 投稿者:マラドーナ  投稿日: 9月22日(水)01時17分59秒

モーストリーによれば、

10月2日(土)0:30〜3:59 NHK衛星第2 クラシック・ロイヤルシート
ベルリン・フィル ピクニックコンサート2004
〜チャイコフスキー・ナイト〜、他
[指揮]サイモン・ラトル[出演]ラン・ラン(ピアノ)[曲目]
チャコフスキー:ピアノ協奏曲第1番、他

10月10日(日)15:00〜18:00 
NHK-FM 海外クラシックコンサート
ウィーンとベルリンのヤンソンス
[指揮]マリス・ヤンソンス
[1][オーケストラ]ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団[出演]ワディム・レーピン
[曲目]ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲、リスト:交響詩「レ・プレリュード」
[2][オーケストラ]ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団[曲目]シェーンベルク:グレの歌

の放送があるようです。11月の来日公演はどの公演が収録、放送されるのでしょうか?

http://mclassic.excite.co.jp/mclassic/member/04-11/wave/fm.dcg


ピッコロ奏者 投稿者:  投稿日: 9月19日(日)12時11分26秒

ベルリンフィルホームページによると、デュンシェーデの退団以来空席となっていたピッコロ奏者が決まったようです(=メンバーリストに載っている)。Virginie Reibelというパリ管のピッコロ奏者のようですが、彼女の履歴等につきご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。


たけやんさん。 投稿者:高 長行  投稿日: 9月16日(木)16時14分39秒

是非とも御連絡ください。
いろいろな情報を交換し交流していきましょう!!

たけやんさん、タマシュさん

タマシュさんのマラ5ですが、DVDで見ましたが、
シャガールサウンドで素晴らしかったですよ。
個人的には、クレッツアーさんのカラヤンマラ5やハイティンンクマラ5のほうが、
冒頭の吹き方などは好きですね。
特に付点音符や白玉音符の吹き方など、
クレッツアーさんとタマシュさんには違いを感じます。
タマシュさんのほうがエレガントな吹き方かもしれませんね。
でも2楽章で強奏したとこなどの高音の響きなど、すごく良かったと思います。
だから、タマシュさんのマラ5でも、とても楽しみです。
ただ、クレッツアーさんも、タマシュさんもソロになって
早い時期にマラ5をやっていることから、
マラ5がBPOソロの登竜門のような曲なっているのでは
と勝手に予想してタルコヴィさんがやるのかなと思っているだけです。(笑)
あと好きなのは、ブーレーズ指揮VPOのシューさんのマラ5も素晴らしいです。
もちろんバーンスタイン指揮VPOのガンシュさんも
PPP〜fffのダイナミクスが凄まじいですが。

以前に、この掲示板を盛んにしていたラッパ好きな方々にも是非是非ご参加いただきたいです。


タルコヴィ 投稿者:タマシュ  投稿日: 9月16日(木)09時30分44秒

ヴァレンツァイことタマシュです。
私もタルコヴィだと思っています。
タマシュのあのやさしい顔からは葬送行進曲のファンファーレのイメージが湧かない^^;
やはりボクサーのような厳つい顔をしたタルコヴィにビシっとキメてもらいたいもんです!


ソロ 投稿者:たけやん  投稿日: 9月15日(水)22時10分20秒

高さま、ヴァレンツァイさま

拙者もマラ5のソロ(だけじゃないですが)が誰になるのか
気になる一人でございます。
高さま同様、クレッツァー氏のファンなのですが、ここは
強力な下吹きとして存在をアピールしていただくとして、
冒頭のソロはタルコヴィ氏に期待したいものです。

ココに集うラッパ好きの皆様のサークル(?)とは
凄そうですね!


是非とも!! 投稿者:高 長行  投稿日: 9月15日(水)13時28分59秒

ヴァレンツァイ様へ

マーラー5番は、北海道より遠征します。(笑)
個人的な希望としてはクレッツアー氏のトップを聞いてみたいですが、
それは無理でしょう。
でも下吹きで是非とも出演してもらいたい。
下にもソロなど、ありますし!!
タマシュさんがトップなことが、
過去の演奏経験もあることですし可能性高いかなと思いますが、
案外、タルコヴィさんかもしれませんね。
私はタルコヴィさんだと予想します。(何の根拠も無い勘ですが…)

喇叭倶楽部ですが、
是非とも私のメールに御連絡ください。
掲示板では話せないような裏話などを情報交換していきましょう。
あとチケットに関しても耳より情報ありますので。


葬送行進曲 投稿者:ヴァレンツァイ  投稿日: 9月14日(火)16時20分4秒

11月の来日公演でマーラー5番をやるようですが、葬送行進曲のファンファーレはヴァレンツァイ?新入りソロのタルコヴィ?それとも下吹きに回ったクレッツァー?だれがやるんでしょうね?
とて〜〜〜も気になる部分であります。
なんかトランペットのメンバー見ると物凄い5番になりそうですね…
チケットゲットした方々がとてもうらやますぃ〜〜!

高さま
とても興味のあるラッパクラブですね。


re;本日の画像 投稿者:HANS  投稿日: 9月12日(日)07時46分12秒

久しぶりに書き込みます。私もこの写真に反応しました。
特に、フィンケ氏とツェラー氏、この二人には来日時につたないドイツ語で話しかけ、丁寧に対応してもらったことを覚えています。サインがいつの間にか行方不明になってしまったのは残念ですが。


Re:本日の画像  投稿者:ディプシー  投稿日: 9月12日(日)01時53分11秒

管理人様、私は、先のSteinbergerさんのおっしゃるベルリンフィルの黄金時代にやっと生まれたような世代の者ですが、ブランディスクァルテットのファンになったことで、トーマスさんがコンマスをしていた頃の映像を探しては堪能しています。
特にカラヤンとのブラームスは繰り返し見ます。

写真を最初に見た時すぐにわかったのは、最近まで弾いていらしたチェロのヴェードフさんでしたが、何人も見覚えのある方がいて、名前とつき合わせて納得しました。
「いつも、音楽的にキラキラと輝いている」生涯(私の尊敬する先生の言葉を借りました)を送ってきた彼らは素敵ですね。
私もあの写真を見られてうれしかったです。ありがとうございました。
彼らの演奏を生で聴くことができた方がうらやましいです。


Re:本日の画像 投稿者:ヘボクルスペ  投稿日: 9月11日(土)23時17分16秒

管理人さま、ヘボモンケさま、ご無沙汰していました。

ご無沙汰の間に楽器がレッチェからクルスペに変わってるのですが
「ヘボ」だけは変わっておりません・・・

実はずっと読ませていただいてたのですが、発信できるようなニュースがなく今に至ります。
が、今回の画像ホントに感動したもので書き込んでしまいます。
で、その前にさっそく壁紙にして毎日感動させてもらうことにしました。

うれしい名前が並んでる中でSchwalbeの名前はとびきりうれしいです。
が、ドムス氏が腕を組んでる帽子の人、でまちがいないですねよ・・?
正直ちょっと目を疑ってしまいましたが、
それでもこうしてパーティーに来られてることが何よりうれしいです。

また書き込ませていただきます。


Re:本日の画像 投稿者:Steinberger  投稿日: 9月11日(土)14時56分32秒

管理人殿

あのメンバー&写真に反応するのは
おそらく私の世代以上の人だけではないかと思います。
ゲルハルト・シュテムプニクやローター・コッホも既に亡くなり、
ベルリンフィルの黄金時代(私は60年代終わりから70年代前半まで
と考えています)を支えたメンバーもほとんどが引退してしまい、
残っているのはほんの数名となってしまいました。

それにしても、M.シュワルベはじめ、ピースク、フィンケ各氏など、
皆さん一応お元気のようで安心しました。
昔を懐かしむ訳ではありませんが、あの頃のベルリンフィルは凄かった、
とあらためてしみじみ思います。
貴重な写真をありがとうございました。



本日の画像 投稿者:管理人  投稿日: 9月 9日(木)18時10分14秒

今年の6月末,グロートの呼びかけで,ベルリン・フィルの元団員が集まって,
グロートの自宅でパーティーをしたのだそうです。その際の集合写真です。

http://homepage1.nifty.com/bpo/OB.jpg


Re: ラトルとアバドをめぐって 投稿者:管理人  投稿日: 9月 9日(木)17時54分59秒

LULUさん

どうも,驚かせてしまったようで,恐縮です(_ _)(^_^;)。
アバドの指揮ぶりは,1973年春のウィーン・フィルとの日本公演で演奏された
ブラームスとベートーヴェンの第3交響曲をテレビで見たのが最初で,
なかなか鮮烈な印象が残っています。
年末のザルツブルク音楽祭のライブ録音のエアチェックも,アバドのものは,
カラヤンやベームとともに,結構,愛聴していた覚えもあります。
特に,ウィーン・フィルとのブラームス4番なんか,すごかったような。
1978年頃だったか,スカラ座の《ドン・カルロ》もテレビで放映されましたが,
これもなかなか見ごたえがありましたね。
もっとも,アバドを実演で聞いたのは,だいぶ遅く,92年のベルリン・フィルの
大阪公演(ブラームス3番の日)が,たぶん最初だと思います。

ところで,ベルリン・フィルとの残された映像で一番すぐれているのは,
やはり,ロッシーニの《ランスへの旅》ではないでしょうかね。
先日,DVDにする際に改めて見てみたのですが,アバドも一番楽しそうです。
歌手も豪華な顔ぶれが揃っているし,爆笑シーンも満載。
ティンパニのゼーガースまで,演技の出番があるし(^_^)。

ラトルの「ラインの黄金」は,日曜にFMで放送されるようなので,楽しみです。


ベルリン・フィルのチケット 投稿者:nue  投稿日: 9月 8日(水)16時07分6秒

初めて投稿致します。
東京在住のクラシック・ファンです。
このような投稿をして良いものか悩みました。
問題がないようでしたら、載せて頂きたく存じます。
実は、ベルリン・フィルのチケットが一枚余ってしまいました。
11月16日(火)東京文化会館、一階S席です。
オークションに出そうかとも思いましたが、
一度も出品したことがないので躊躇しております。
どなたか購入して下さる方はいらっしゃいませんでしょうか。
できれば定価でと思っておりますが、相談でもかまいません。
金銭トラブルが怖いので、手渡しできる方がいらしたら
嬉しく存じます。
突然かような内容を投稿致しますこと、お許し下さいませ。
宜しくお願い致します。     nue


ベルリンフィル喇叭倶楽部 投稿者:高 長行  投稿日: 9月 6日(月)15時36分4秒

札幌のラッパ吹きで高(タカ)と申します。
札響の松田先生に師事しており、
松田先生はクレッツアーさんに師事していました。

BPOのラッパが大好きです。
上記のような名称(あくまで仮称です)で、
BPOのラッパ愛好家の交流の場を作りたいと思いました。
以前の掲示板を読ませていただくと、
ラッパに関する貴重な情報が、たくさんありました。
今回の来日を前に、
有志で交流していきませんでしょうか?
掲示板でやり取りするだけではなく、
メーリングリストなどを用いて、
各種の情報交換ができればなと思いました。

是非とも御連絡ください!

追伸
ロータリーTrp1号さん、ヘボモンケさん 
Joeさん、Ken-Gさん、
TTさん、スポックさん、
Tanakaさん、RIVERFIELDさん、
タマシュさん
など是非参加していただきたいです。

よろしくお願い致します!!


ラトルとアバドをめぐって 投稿者:LULU  投稿日: 9月 6日(月)09時19分57秒

管理人様、コメント有難うございます。いつもお世話になっております。

>この文章だけでは,歌手が凡ミスを犯したのか,アド・リブをミスと感じたのか,
>判断がつきかねますが

これは2001年11月のウイーンフィル来日公演の第九の話ですよね。バリトンはヘルドだったかな。私もサントリーホールで聴きました。確かにちょっと奇妙でしたが、楽譜の指示とは知りませんでした。お恥ずかしい。もっとも歌いだしはミスがおこりやすい箇所ではあります。演奏自体は素晴らしく大変感心しました。まあ、もしVPOの団長に会う機会があれば、ワインガルトナー以来の伝統との整合性について訊きたいような気はしましたが。(笑)

>ちなみにアバドとベルリン・フィルの演奏では,私はシェーンベルクの《ペレアスとメリザンド》
>が白眉だったのではないかと思っているのですが,どうでしょうか。
>あの曲の演奏は,ベルリン・フィルの能力とアバドの手腕が見事に結びついた稀有な例ではないかと(^_^)。
>実演で聞けなかったのが,実に残念です。せめて,映像ぐらい残しておいて欲しかったですね。

私は99年2月の定期(だったかな?)で聴きました。何日目だったか忘れたのでNHKFMの放送と同じ日(18日?)だったかどうかは判らないのですが・・・。確かに良かったですね。前半はポリーニとのモーツアルトの協奏曲27番でした。これも期待以上に良かったです。

ところで次の一文にはこのBBSを拝見するようになって以来最大の衝撃を受けました。

>(私も,1970〜1980年代は,アバドのファンだったので,念のため ^_^;)

ほ、ほんまでっか。信じられまへん。(爆)

ちなみに私が「オペラを指揮する」アバドをひいきにするようになったのは81年のスカラ座来日公演を聴いてからです。

さて「コシ」と言えばこの春レッジョ・エミリアの歌劇場でアバドの指揮する上演を観ました。マーラー室内管弦楽団の出来は6年前に同じくアバド指揮で観たエクス・アン・プロヴァンス音楽祭の「ドン・ジョバンニ」の時の方が良かったように感じました。

最後に先月ラトルはエイジオブエンライトメントオーケストラと「ラインの黄金」の演奏会形式上演を行っています。イギリスの各紙は揃ってとりあげていましたがちゃんと評を読んでいないので・・・。


第九のレチタティーフ 投稿者:管理人  投稿日: 9月 2日(木)13時19分17秒

LULUさんの復活祭音楽祭評,毎年,楽しみにしております。
バイロイトも含め,貴重なご報告,いつもありがとうございます。
それにしても,精力的ですね。うらやましいです。

どいちぇさん,
追加の書き込み,ありがとうございます。
立見席でオペラグラスで鑑賞するベルリン・フィル,なかなか味がありますね。
私もやってみたい(^_^;)。

で,例のレシタティーヴォですが,確かに,freuden, freudenvollere でした。
昼にいろいろ調べてみましたら,以下のような文章が見つかりました。

 「ベルリンフィルの常任指揮者になったサイモン・ラトルが、ウィーンフィルを指揮して
 ベートーヴェンの交響曲全集を2002年の4月から5月にかけてライブ録音した。
 最近では普通になってきた、ベーレンライター新版楽譜(第九の終楽章、例のバリトンの
 歌いだしで楽譜にad.libと表記している部分、この演奏のように即興するのが、
 21世紀は当たり前になるのかな)を使用している。」

ということで,ウィーン・フィルとも,すでにアド・リブを取り入れていたようですね。
それから,日本公演でのベートーヴェンについての感想も見つかりました。

 「昨年の小沢のブラームスがウィーンフィルに完全に拒絶されていたのとは対照的に、
 ラトルは新しいベートーヴェン像に飢えていたウィーンフィルをすっかり従属させていました。
 意のままとはあの演奏でしょう。あのオケを随分聴いてきましたが、ウィーンフィルにしては、
 あそこまで従属的なのはきわめて珍しいと思います。観客と街の温かい雰囲気からして、
 倉敷公演がベストでした。第九はバリトンが冒頭の独唱で大きなミスを犯して、台無しでした。
 ドイツ語も下手だったし。でもソプラノのバーバラ・ボニーはさすがに、よかったですね。」

この文章だけでは,歌手が凡ミスを犯したのか,アド・リブをミスと感じたのか,
判断がつきかねますが,まあ,ちょっと気になったので,ご紹介しておきます。


復活祭音楽祭の「コシ」 投稿者:LULU  投稿日: 9月 2日(木)11時57分24秒

管理人様、こんにちは。余りにも古い話題で恥ずかしいのですが、今年の復活祭音楽祭で「コシ」のプレミエを観てきましたのでごくごく簡単に。今年も日程が取れずこれだけ観て帰ってきました。「イドメネオ」も聴きたかったのですが・・・。

私はEMIから出ている「コシ」のCD(エンライトメントオーケストラ)は聴いていないので比較することはできないのですが、とにかく非常に精緻な演奏でした。例えばビオラとチェロの絡み合いがくっきり浮かび上がって聞こえたりするのですよね。(笑)でもこんな演奏をモーツアルトが想定していたとは思えないのですが。文句なく最高水準の演奏ではありましたが、オペラティックと言うよりはシンフォニック。もうちょっと歌わせようよ。(笑)かつてザルツブルグの名物でもあったベームの「コシ」は遠くなりにけり、との印象も持ちました。(余談ですが、ムーテイの「コシ」はベームの演奏をかなり研究していると思います。フレーズの作り方がとても似ていますね。以前ザルツブルグで聴いてびっくりしました。)

歌手は強力極まりない顔ぶれで言うことなし。バルトリ、コジェナー、ボニー、ストレイト、フィンレー、アレンですから。当日バルトリは足を怪我してギブスをはめており、それでも一生懸命早く動こうとするので気の毒ではありました。ボニーのデスピーナは外見がかつての東宝学園ドラマに出てきたヒステリックな眼鏡をかけたオールドミスの女教師というイメージでして(たとえが古過ぎて恐縮)ファンの方が見たら卒倒しそうになったことでしょう。

演出はヘルマン夫妻。私は92年のザルツブルグ音楽祭でプレミエになった「皇帝ティトの慈悲」(海坊主みたいなのがうじゃうじゃ出きました。ムーテイが怒り狂って降板してしまった。)以来どうも彼らの舞台の印象は良くないのですが、今回は比較的すっきりしており好感を持ちました。それでも舞台上で歌手たちがバドミントンする場面があったりします。(笑)

あとブーレーズのバルトークプロ(クレーメルとバシュメットの共演!)を聴いた友人(複数)たちは、ブーレーズがやったらこんな演奏になるだろうな、という以上でも以下でもなし、と口を揃えていました。

最後にBPOと関係ないのですが、管理人様もお好きな(と伺ったような・・・)「パルシファル」新演出をバイロイトで見てきました。ブーレーズの指揮はさすが、でしたがとにかくテンポが速い。ティーレマンより40分以上速かった。(笑)バイロイトでこの曲を観て10時前に終わったのは間違いなく初めてです。若いシュリンゲンシフの演出はドイツの新聞の評価は急な演出家交代で公演を救ったということで比較的甘めですが、客席の反応は最悪(だったらしい)。祝祭劇場のいたるところに「演奏の邪魔をしないでください」という演奏家たちからのお願いが英仏独語で(笑)掲示してありました。こんなの(私は)初めてです。そのためか私の観た日は終演後はともかく(笑)演奏中は静かでした。隣席のシェローの指環も観たと言うハンブルグから来た紳士も「まったく受け入れられない」とのこと。ただ冷静に考えると鋭い着想がいくつも含まれています。舞台写真はバイロイト音楽祭のHPで見ることができます。長文多謝。


訂正です 投稿者:どいちぇ  投稿日: 9月 2日(木)04時37分10秒

下の書き込みの訂正です。
「中間部の最後のあたりの弦の重音をスラーで弾いていたところ」とあるのは、スラーではなくタイが正しいです。聴きなれたものではおそらく同じ和音を2度ずつ弾いていると思います。
レチタティーヴォのfreudenvollereのところは、2度歌ったというよりfreuden, freudenvollereみたいな感じだったかもしれませんが、なにせ土曜日のことですので記憶が曖昧です。
それから第九の管楽器の編成、普通に聴いていれば管楽器も視界に入るものですが、オペラグラスで弦楽器だけを見ていたもので、本当に何も覚えていません。そのため、アシスタントをつけていなかったと思うのですが、全く自信はありませんのでご了承ください。しかし、ずらーっと管楽器が並んでいた印象を受けなかったので、倍いるとかそういうことはなかったと思います。
しっかり覚えているのは、3楽章の非常に美しく(おそらく)難しいホルンソロをWillisさんが吹いていたことです。木管首席奏者はなんとなく覚えていますけど、名前と顔が一致しないもので。弦楽器の1プルト目はよく覚えていますが、こちらの掲示板は管楽器がお好きな方が多そうですね。
管理人様、ティンパニのパートにもそんなに違いがあるのですね。こちらこそ大変参考になります。10月にBSOで第九を聴くので、そのときには管・打楽器にも注目してみたいと思います。
第九の生放送をしていたRBBでは10月にもベルリンフィルの定演の放送があるようです。DeutschlandRadioBerlinでも10月に2度ライブ放送がありますが、いずれにしても日本では夜中の3時ですね。


ラトルの第九 投稿者:管理人  投稿日: 9月 1日(水)18時22分27秒

どいちぇさん

現地からの書き込み,どうもありがとうございました。

ご自身で弦楽器をなさってる方は,さすがに見る目が違いますね。非常に参考になります。
私はティンパニなので,第1楽章の再現部直前のティンパニが8分音符か16分音符か,
第4楽章の vor Gott のトレモロがディミヌエンドするかしないか,
これがベーレンライターかどうかの判断材料ですね。
あと,第1楽章の第2主題の木管の音程,第4楽章の8分の6拍子の大合唱の前のホルンのリズム,
これぐらいしか,今のところ知らないのですが(^_^;)。
FMで放送されたら,またじっくり聞いてみます。


来日公演「フィデリオ」歌手変更について 投稿者:ももちゃん  投稿日: 9月 1日(水)09時39分54秒

レオノーレ役交代に引き続き、ちょっと気になることですが。
8/29、サイトウキネンフェスの「ヴォツェク」プリミエに行って参りました。(元BPOメンバーも含め数名いたでしょうか)当初出演予定のハーゲンが「都合により」交代しておりました。
おそらくフィデリオには出演されると思いますが(望みますが)、シュヴァーネヴィルムスもサイトウキネンの第九に出ておりましたので、ふっと小澤とラトルの力関係を考えてしまいました。
特に病気とも記されていないので、気になり投稿させて頂きました。


Re:シーズン開幕コンサート 投稿者:どいちぇ  投稿日: 9月 1日(水)08時51分26秒

私も聴いてきました。思ったより簡単に立見席が買えたのですが、19時始まりのせいかもしれません。
管理人様が仰っているとおり、第九はベーレンライターのものと思われますが、自分がこの版を以前弾いたにもかかわらず、他の版とどう違うのか全く覚えていません(苦笑)。どの版かはともかく、今回の演奏とよく聴かれるものとの違いは、おそらく2楽章で一番わかると思います。(例えば、通常オクターブ上げて弾かれる旋律を記譜通りに弾いたところ、中間部の最後のあたりの弦の重音をスラーで弾いていたところ)あと、これはもしかしたらラトル独自の指示かもしれませんが、同じく2楽章で木管が主旋律を弾き、弦がティンパニと同じリズムで伴奏をするところで、ここの弦楽器は(確か)フォルテで弾くように書かれているにもかかわらず、その通り弾くと木管の主旋律をかき消しかねないため、少し音量を落として弾かされたりしたのですが、ラトルは弦楽器をDiv.にして、フォルテの勢いを残したまま音量を落としていました。なるほどな、と思ったものです。弦楽器した見ていなかったので管楽器の編成は覚えていませんが、特にアシスタントをつけたりはしていなかったと思います。
コンサートマスターは前半安永さんでしたが、後半はStabrawaさんでした。
レチタティーヴォ、確かにfreudenvollereのところが2度歌われていました。ちなみに今回のProgrammheftでは、ここはBass-Soloとなっていて、歌った方もバス歌手のようです。
今日はザルツブルクで弾いているベルリンフィルですが、ルツェルンに移動した後のロンドンでのコンサートはBBCPromsの一環です。以下のサイトでネット経由で聴けるようです。
http://www.bbc.co.uk/proms/listen/
こちらではシェーンベルク&ベートーヴェンのプログラム以外にも、ドビュッシー&メシアンのプログラムも聴けます。ベルリンフィル以外にもそうそうたるオケがPromsでは弾いていて、この時季はベルリンにいるよりロンドンにいるほうが楽しそうです(笑)。