BPOとしては、2度目の来日公演ですよね。 どんな映像が見れるのか、大変に楽しみです(^_^)。 トランペットは、アイヒラーとヴェーゼニクがまだトップの時代のようですし、 フルートの若きツェラーとか、入団2年目のホルンのザイフェルトとかが見れるとうれしいですが。
最上さん、こんばんは。 某所で仕入れた情報なのですが、 来たる10月10日夜10時から、NHK教育で「20世紀の名演奏〜第6夜」が 放送されらしいです。 今回は指揮者編だそうで、予定曲は ベートーベン「コラリオン序曲」 カラヤン&ベルリン・フィル(1966年) ムソルグスキー「展覧会の絵」 チエリビダッケ&ロンドン響(1980年) ベートーベン 「レオノーレ序曲第3番」 ベーム&ウィーン・フィル(1977年) ストラヴィンスキー「火の鳥」 アンセルメ&NHK響(1964年) スメタナ「我が祖国」 クーベリック&チェコ・フィル(1990年) 等ということです。 詳細確認をできていないのですが、誤りがあったらお許しください。 お見逃しなく!
実は私も正確なところはよく知らないのですが、基本的には竹の撥を使い、上から振り下ろす感じで叩く。 楽器の配置は鍵盤楽器とは反対で、利き腕である右手側の方に、大きい低音のティンパニを置く。 これ以外に、手の交差(クロス)は、あまりしないようにするということがあるのでしょうか。 例えば、ボストン響やサイトウ・キネンのファースは、やたらクロスを多用し過ぎるように感じます(^_^)。 ショスタコ8番の第3楽章から第4楽章に移行する部分、g-b-d-b│g-b-d-b│が30小節近く続く個所、 右手と左手と交互に叩いて、手をクロスして一番上の d を叩くのが楽なのでしょうが、 BPOの映像では、ゼーガース(ゲルギエフ)もフォーグラー(ザンデルリンク)もクロスせず、 次のように豪快に叩いていたのが、大変印象に残っています(rが右手、lが左手)。 g-b-d-b│g-b-d-b│ r l l r r l l r ゼーガース r r l l r r l l フォーグラー 何年か前、N響がこの曲をやった際、百瀬さんは、クロスで演奏されていたようでしたし、 アメリカのオケなら、当然クロスして叩くことでしょう。 手をクロスするかしないかで有名なのは、幻想交響曲の終楽章最後の496小節からのところですが、 今度11月の演奏会では、セカンド・ティンパニの私はクロスしないで叩くように練習しています(^_^;)。 先週、私が初めて練習に行った時、ファーストの方は、クロスで処理していたように見えましたが。 なお、先の発言の意図は、ドイツ式なら、なるべく手をクロスさせない手順をとるのではないか、 という考えが私の中にあって、ヴェルツェルが敢えてクロス気味になりがちな手順をとりつつも、 早業でクロスを回避していたので、なかなかやるなぁ、と思ったという次第です。
その本は仙台の実家にあるので、今は確認できないのですが、その写真は私も見た記憶が残っています。 ただ、フォーグラーがラッパを吹けるという話は聞いたことがないので、実際に音を出したのでしょうかね。 フォーグラーはピアノを弾くことは好きなようで、「剣の舞い」を打楽器アンサンブル用に自分で アレンジした録音では、自分でピアノも演奏しているようですが。 (BPOのコントラバス九重奏による「青きドナウ」などの入ったCDに収録されている。)
最後のタグは使えなかったみたいですね!
黒川です。 ここは、毎日の巡回コースに入れて覗かせてもらっています。 打楽器ネタ、興味深く読ませて頂きました。 実は、私も以前にTVでそういう手順で叩いていた人を見た事が有ります。 (確か、新日フィルの近藤さんだったような・・・。) で、一時期それを真似て演ってたんですが、 国内でプロ活動をしている知人から、(最上さんもご存知の人) 「それなら、移動するほうの手で叩いた方が効率的で良いヨ!」 と言われ、今では演ったり演らなかったり・・・。 もう一度、積極的に使ってみようかな? 因みに、こう言う叩き方も“ドイツ式”って言うんでしょうか?<IMGSRC="http://www.aax.mtci.ne.jp/~ootsuka/k/ase.gif">
Das Orchestra という本があり、1984年のカラヤン/BPOの来日公演の時買いました。 その中に、地方公演の移動中、飛行機の中でアイヒラーとフォーグラーがラッパでデュエットしてる写真がありました。 フォーグラーはラッパを吹けるんでしょうか? ちなみに、アイヒラーはドレスデンの音大で、ラッパはもちろんですが、ゾンダーマンと一緒に ティンパニーも教わっていて、ゾンダーマンと同じぐらい上手かったと本人は言っているようです。
最近のBPOの放送では、個人的には、ティンパニのヴェルツェルの活躍が目立ってたような(^_^)。 さすがに巧いですね。 ルツェルンの第九では、第1楽章再現部のフォルテッシモのティンパニの連打 │dddd dddd dddd ddda│dddd dddd = = lrlr lrlr lrlr lrlr lrlr ドイツ配置の通常の奏法 rlrl rlrl rlrl rlrl rlrl ヴェルツェルの奏法 奏者から見て右手に低音(a)の釜を置くドイツ式配置では、小節の頭を左手から叩くと、 a から d にダダンと戻るところが r(右手)l(左手)となってやりやすいのですが、 ヴェルツェルは右手から入って、右側の aの音に左手を持っていくという早業を見せていました。 (N響に客演に来ていた故ゾンダーマンも、ヴェルツェルのように叩いていたそうですが。) あと、ヴァルトビューネのティルでは、c-#c-d-g と続けて4つ叩くところ(練習番号5の3小節目など)、 釜の音程を(1)のようにすると、左右左右と交互に手を広げていけばいいので叩きやすいのですが (ジルヴェスターでのゼーガースもこうしている)、 (1) (2) c #c #c c d g d g あえて、(2)のように音程順に並べ、左手でc 右手で#c と、ここの早業にも恐れ入りました。 以上、細かい打楽器ネタで、失礼しました(_ _)。
今年のヨーロッパコンサートとヴァルトビューネと、週末に続けて放送してくれたのは、 有り難かったですね(^_^)。もっとも、NHKも共同製作ということでしたので、 今日のような情報化時代、あまり間を空けずに放送してくれたら、もっとうれしかったですが。 (BPO以外では、ブリテンの戦争レクイエムの放送が、なかなかよかったですね。) 私はトランペットについては、ほとんど知識がないので、今後ともいろいろご教示下さい。 プラットは1937年生まれ(1982年入団)、今年で62歳のようですね。
どうも最近、NHKがBPOのTV放送をたくさんしているように感じるのは 私だけでしょうか。8月は毎週のようにBS2で、9月はBS2の他、ハイビジ ョンで。ただし、うちではハイビジョン見れないですが。ハイビジョンは過去 の再放送のようですが。これはもしかして、BPOの中継中止の抗議が殺 到したせいではないかと女房と話しています。NHKに対し、ほめるべき はほめ、言うべき言って、BPOの中継を復活させましょう。 しかし、スポックさんの言われるように、最近のウーィンのラッパは安定 してますよね。ガンシュはやめたけど、シューはほんとにうまいです。ただ 、良い意味でも、悪い意味でも昔のウィーンとは違います。シューなんか はBPOに入っても、BPOぽく吹くんじゃないでしょうか。グロートのあと なんてどうなんでしょう? BPOのラッパですが、クレッツァーは一時メインで使っていたヤマハを まだときどき使うようですが、今のメインはレヒナーでタインは使ってない んじゃないでしょうか。間違っていたらすみません。レヒナーのシルバーと ゴールドの2本があり、ラトルとのマーラー4番の時は使い分けていました 。ゴールドの方が音がより立つようでしたが、実際私が吹いてみても同じ 楽器の金メッキは銀メッキより音の輪郭がよりくっきりするように思います 。また、レジスターキーがゴールドの方がより新しいシステムにしているため か、シルバーの楽器にゴールドのメインチューニングスライドつけて吹い てました(先日放送のワルトビューネ)。クレッツァーは古いヘッケルとい う楽器もときどき使うようで、アバドとのマーラーの3番の日本公演では、 レヒナー2本とヘッケルの3本を使いわけているようでした。6楽章のコラ ールでの、ベルの先端に帽子をかぶせていたアイデアは初めて見ました が、その後、ある公演で、私も早速そのアイデアを使わせていただきまし た。 ワルトビューネと言えば、1番ラッパのエキストラ、輝かしい音で、なか なか好感を持ちました。楽器はタインのように思いましたが、もしそうなら タイン使いで有名なM.ヘフスか、と思いましたが、私にはわかりません。 最上さん、グロートの後継者が決まりましたら教えて下さい。 あと、プラット氏ですが、一昨年のブラスアンサンブルでも調子悪そうで した。ラッパの5人ではグロート、クレッツァーの音や技術、音楽性のさえ は当然としても(今更ながらすごいですが)、ヒルザーやクラモーの音や音 楽性にも感動しました。あの二人、BPO以外なら絶対主席をはれると思い ました。そう思って、BPOのCDを聴き直してみると、ラッパは1番だけでな く、全員が良く鳴っていました。ラッパのみならず、どこでもそうで、ソロを生 かすことはもちろんだが、やはりセクションのブロックとしての固まりが重視 された、アンサンブル中心の楽団だと改めて思いました。そうした意味では 、先のプラットはほんとにだいじょうぶかいな、と思いました。ハイティンクの マーラーの7番のラッパ3番のソロ、とても良い音してたんですけどね。プラ ットはあと2〜3年で引退だそうです。
ちょっと自分の無知をさらすような書き込みではありますが(^_^;)、 トリエンナーレというのは、3年ごとに開催される催し物という意味なのだそうですね。 よく耳にする機会の多いビエンナーレは、2年ごとに開催される国際的な催し物だとか。 (とすると、4年ごとの催し物は?) で、昨日、春にデュッセルドルフでお世話になった友人から、来年3年ぶりに開催される ムジーク・トリエンナーレ・ケルンという催しの案内が送られてきました。これによると、 Oster から Pfingsten にかけて開催され、全体のテーマは、「今世紀の響き」だそうで、 20世紀の音楽が主に取り上げられるようですね。 登場するオケは、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、ミュンヘン・フィル、コンセルトヘボウ、 アメリカからは、Big Five (ボストン、シカゴ、クリーヴランド、NY、フィラデルフィア)。 ラトル/バーミンガムも、現代曲中心のプログラムを2晩演奏するようです。 4/25-26 の開幕コンサートが、ブーレーズ/シカゴで、叙情組曲と火の鳥(全曲)など。 5/7-8 は、小澤/ボストンで、トゥランガリラと復活。 5/15 は、アバド/BPOで、リーム、ドビュッシー、ラヴェルなど。 下記のページを見ると、テレビ収録も予定されているとか。 この日程、Vorschauにも、公式ホームページの演奏旅行のところにも載っていないのですが、 どうも南米への演奏旅行の直前で、なかなか大変だなと思います。http://www.musiktriennalekoeln.de/
BMWさん、スポックさん、貴重なご報告、どうもありがとうございました。 何はともあれ、現地で聞かれたとは、うらやましい限りです。 今回のマーラー全交響曲チクルス、BPO担当では、以下の演奏が終了。 9/ 6- 7 9番(アバド) 9/11-12 1番(マズア) 9/18-19 8番(ハイティンク) 批評も、たまに目を通してはいるのですが、なかなかじっくり読む余裕がなくて、失礼しています。残っているのは、 9/24-25 10番(ラトル) 9/29-30, 10/2-3 大地の歌(アバド) いずれにせよ、現地は盛り上がっているようではありますね。
ベルリンに行って来ましたので怒りの報告。 9/7 アバドのマーラー9番。さすがアバド!腰が軽すぎる。 Tpはクレッツァ、ヒルザー、プラット。 クレッツァーは途中でC管-別のC管にの持ち替えをしていたようだ。 タイン-レヒナーか?? あのテンポなら3楽章のソロはさほど寒くないかな? と思うほど淡泊だった。 4楽章は素晴らしかったです。 特筆すべきはホルンセクションの充実ぶりです。VPOを含め いくつかのオケを聴いてきましたが、BPOのホルンだけは音の 伸び、一体感、迫力、繊細さとも別格だったように思います。 あと気になったことが1点。 3番のプラット氏が今一つです。 去年の名古屋公演(ぶる5)でも物足りなかったのですが(音量が) 9/8VPO マーラー2番。(怒りはこちら) ラトルのお手並み拝見? 演奏は素晴らしかったのですが、大音響で曲がおわり、最後の 余韻に浸ろう と思っていた矢先にやられました。 立ち見の日本人の「ぶらぼぅ・・」 大フライングの上に、景気良く「ぶら」あたりで他の誰も声を出していないのに びびって、「ぼぅ」としりずぼみになってしまった。 「ぶらぶぉーーーー」とやってりゃまだ良かったモノの、完全に 浮いてしまっていた。最悪だ。何故か恥ずかしい気持ちになってしまった。 Tpはシュー氏? 安定感抜群です。セクションとしてはBPOに負けていないと 思います。 でも良くも悪くも昔のVPOのTpの音ではないのですね。。。 初めてフィルハーモニーへ行きましたが、思っていたほどライブな 会場では無いんですね。
20世紀の名演奏のアイヒラーさんらしき人ですが、少なくともプファイファー さんじゃないと思います。先日BS2で放送された1977年のジルヴェスター コンサートにおけるカラヤン指揮の第九(ヴィデオ化やLD化されています。 両方持ってんですが。)では、ラッパは1番クレッツァー、グロート、2番がア イヒラー、プファイファーでプファイファーのみC管、残り3人はB管(ラッパの メーカーはすべてモンケ)です。 調性がinDなので、B管よりC管を使うのはわかります。ただ、当時のラッ パは1番も含めB管主体(ラッパの音としてはよりラッパらしく豪快にしっか り鳴ります。)で、当時のBPOの象徴がここにもあります。その後、引退し たグロートも含め、1番はC管主体になりました。これは世界的傾向で、C 管の方が高音で音がはずれにくく、全体的に楽に吹けるのです。それに対 し、ウィーンはずっと以前から、C管主体で、これは本来C管がより可愛らし く、貴族的な高貴さと繊細さを持って響く傾向があることを狙ってではないか と思います。B管では音が重く、豪快に鳴りすぎることを嫌ってなのかな、と 思います。こんな所にも両団の違いわかるんですよね。ただし、最近は両団 ともC管のラッパは、メーカーがオーストリアのレヒナー、日本のヤマハ主体 と似てきていること、世界的に1番がC管を使い、ラッパとして、より高い技術 と大きなしっかりとした音が求められる傾向に巻き込まれているからではない かと思います。結果、金管の性格が近づいてきており、それに象徴されるよう にオケが世界的にだんだんと似てきているようにも思えますがいかがでしょう ? カラヤンは、フルトヴェングラーがドイツ的で重く暗かった当団の音を、明る くインターナショナルにしたと言われています。が、それでも、カラヤンが、例 えば、フィルハーモニア管のかの天才ホルン奏者デニス・ブレインよりゲルト ・ザイフェルトをより好んだ理由として、ブレインに出せないドイツ的な音をザ イフェルトは見事に表現することをあげているし、ツェペリスに代表されるし っかりした低音に支えられた重心の低い響きが、実はあのゴージャスなカラヤン サウンドの基本だったりするあたりからもわかるように、ドイツ的な中で のインターナショナル化なわけで、アバドになって、フォーグラーはカラヤン 時代の1/3の音量でしかティンパニーを叩かしてもらえないなんて話が飛 び出すほどで、つまり今こそドイツ的なものが失われつつあるような気がする のです。ドイツの伝統の上での充実した響きを基本とし、最高位に位置づけ、 その上でのヴィルトオーゾ性を目指したのがカラヤン時代のインターナショ ナル化であり、これは未だに色あせない永遠のものだと思う今日この頃です。
最上さんも、ザンクトフローリアンに行かれたのですね(^^)。 ドイツ語はご専門なだけに、いろいろと現地の方々とも話が弾んだ ことと思います。私は英語すら必死の状態で、タクシーの運転手に いろいろと質問され、汗だくでした(^^;。 さて、第三帝国管弦楽団の連載。中村さんの翻訳に私が若干加筆して アップしています。ようやく、カラヤンがブルックナー8番を振りに 来るところまで終えました(^^;。「全軌跡を追う」は未読ですが、 そこに記載があるのですか!殆ど、黙殺されているだけに、ちょっと 注目です(^^)。 では、また!http://http://member.nifty.ne.jp/TKHS/index.htm
ふと思ったのですが、ヒトラーとカラヤンとベッケンバウアーって今世紀のドイツ史上において それぞれの分野で、良い意味でも悪い意味でも、 抜群の統率力を発揮して一世を風靡した人物であると思いますが (他の分野?です。済みません)、全員ドナウ川本支流流域バイエルン州付近の出身なのですね。 ヒトラー:1889年リンツ近郊のドイツ国境のブラウナウ出身(オーストリア) カラヤン:1908年ドイツ国境のザルツブルク出身(オーストリア) ベッケンバウアー:1945年ミュンヘン出身(ドイツ) この地域からはドイツ・オーストリア圏でも統率力のある人物が沢山輩出する傾向があるのか、 単なる偶然なのかは知りませんが、面白いなぁと思いました。 他にも例があれば教えていただければと思います。
アイヒラーさんの話題の続きです。 あのジルベスターコンサートは78年末でしたが、 79年来日公演のプログラムを見ると その時点で57年来日公演に参加していたトランペット奏者はアイヒラーさんの他に プファイファーさんも含まれていたことを確認しました。 「20世紀の名演奏」に出ていたのはどちらか言われてしまうと困ってしますのですが、 88年来日公演のプログラムに84年の普門館で撮ったと思われる写真に 「20世紀の名演奏」で出ていた人がトランペットセクションに写っていたので、 やはりアイヒラーさんなのかなと思っています。。
今回BPOは機会がありませんでした(ドレスデンで『ナクソス島のアリアドネ』を観てい たため)が、BPOシェフ就任決定後の初ステージとなるサー・サイモン・ラトル&ウィー ン・フィルの『復活』を聴くことができました。若干上滑り気味の指揮でしたが、相変わら ず気っぷのいい指揮姿で、音楽が進んでいくのが手に取るように見えました。ウィーン・フ ィルもダイナミックな表現でラトルに応えていました。 待望のシェフの登場にベルリンの客も大歓迎でありました。 翌々日はアバド&GMJの7番。独特の雰囲気のコンサートで、若々しいマーラーを聴いた ように思います。
今年のヴァルトビューネ、管楽器のトップでは、クラリネットとトランペットに エキストラが入っていたようですね。 クラリネットは、以前、北島さんに教えていただいた情報では、国立歌劇場の奏者とのことですが、 トランペットは誰なのか、私にはちょっと不明です。 曲によっては、クレッツァーも隣で一緒に吹いていたようですが。
今年のヴァルトビューネでトランペットの一番を吹いていたのは誰ですか?
もう9月に入って、新しいシーズンが開幕した訳ですが、ベルリン芸術週間のマーラー・ツィクルスも 順調に進んでいるようですね。 アバドのマーラー9番では、ほとんどのパートのトップ奏者が揃っていたということで、 Edel-Besetzung などと呼ばれています。こういう表現もあるのですね。 昨晩放送された今年のヴァルトビューネは、如何だったでしょうか? BPO向きのプログラムという感じで、「ドン・ファン」や「マイスタージンガー」などの 全奏での見事にブレンドされた響きは、まさにBPOという感じで、私は楽しみました。 ロータリーTrp1号さんの言われる「フォルテの充実した響き」というのが、レヴァインの指揮の下、 十分に堪能できたように思うのですが。http://archiv.berliner-morgenpost.de/bin/bm/e?u=/bm/archiv1999/990908/feuilleton/story07.html
Orionさん どうも、こちらこそご無沙汰です。早速、HPも拝見させていただきましたが、 帝国ブルックナー管弦楽団のところは、なかなか圧巻ですね。楽しみにしています。 昨年春、ザルツブルクからウィーンへ戻る際、リンツで途中下車して、 ザンクト・フローリアンへ初めて行ってきましたが、なかなか感銘深かったです。 Kreczi: Das Bruckner-Stift St.Florian und das Linzer Reichs-Bruckner-Orchester(1942-45) という本も売店で買ってきたのですが、これも Orion に以前からご教示いただいていたおかげです。 「カラヤン全軌跡を追う」で、1944年のブルックナー管の日付と曲目が不明になっていますが、 7月23日にブルックナーの8番を振ったという話が、そろそろ出てくるところですよね。 カラヤンはこれを録音したかったようですが、ベルリンでも同曲を録音中ということで、 拒否されたとか。 今後とも、どうぞよろしくお願いします。
最上さん、どうもごぶさたしております。 凄い!という情報で伺いました(^^)。しばしお会いしていませんが、 ますますご活躍のご様子ですね(^^)。 また、伺わせて頂きます。http://member.nifty.ne.jp/TKHS/index.htm
20世紀の名演奏、わたしも見たいました。しかし、マラドーナさんのお話で 見つけるまで、あの場面の最後に一人がラッパのアイヒラーだったなんて、 気づきもしなかったです。で、ヴィデオで確認しましたが、やはり最上さんも 言われているように、アイヒラーのようですね。1978年のジルヴェスターコ ンサートのLD、私も持っていますが、あのころのアイヒラーはすごく太って いて、メンバーにはいつも腹から現れるなどとからかわれていたそうです。 最近は当時に比べかなりやせているようです。 パイパーズという雑誌があって、最上さんの話にも登場するのですが、 BPO関係では、過去、グロート、アルント、アイヒラー、ザイフェルト、ドー ル、パユ、フックスなどのインタビューがありました。その中のアイヒラーの 話によると、カラヤン時代はもっとダイナミックで、決められた枠の中での細 かい表現は、奏者に委ねられていたとあります。それが、アバドはもちろん、 意外にもムーティまで、リハーサルでいきなり「もっと小さく」と指示するとか。 カラヤンのことは音楽的にいろいろ言われますが、私はアイヒラーの話のご とく、演奏に関しては、楽団員の自発性を尊重した、音がよく前にでることに よって伝えていく演奏だと思います。あの有名な小さな小さなピアノさえ、エ ーテルのように漂いながらオーラを発しているんです。それは、楽団員を抑 制するのではなく、惹きつけ、カラヤンの中に集中させ、そこからすべてを 発するという共同作業が、合意の上に徹底的になされていたからなのでしょ う。 おそらくカラヤンに優遇されていた、ツッペリスが「カラヤンはこの上ない指 揮者」と言っていましたが、よりフォーグラーが優遇された?せいなのか、あ くまでも芸術上のことなのか、フルトヴェングラーを讃え、カラヤンを批判し た本を出版したテーリーヘンが、そのツッペリスの言葉をどう聞いたのか、 興味のあるところです。 しかし、やはり、78年の軽騎兵序曲のファンファーレは全く持ってカラヤン とBPO的で、60年代のCDでもそうなんですが、あの軽い曲の出だしをこ んなに堂々と演奏してるところは他にはないんですね。ウイーンフィルとか、 もっと軽いんですよ。オペレッタという性格からすれば軽くやるべき何でしょ うが、あの堂々とした重さと華やかさは最高です。あれでこそ軽騎兵序曲は、 後世まで聴きつがれる名曲になったのだと確信します。軽いままでは、ウイ ーンの田舎作曲家のとるに足らない1作品に過ぎないのです。そのような小 品にまで、徹底的に磨きをかけ、エネルギーを注いで演奏することは、カラ ヤン時代の大きな功績で、少なくともフルトヴェングラーはしなかったんでは ないでしょうか。アバドになって、低音を押さえられ、高音も死んでしまった。 そんな気がしてます。今のBPOは過去の遺産(カラヤン時代のメンバーと それ以前からの伝統)、そして新団員の基本的能力の高さだけで支えられ ているような気がします。もともとBPOが世界最高のアンサンブルと表され たのは、ピアノの美しさと、なによりフォルテに充実した響きにあったと思わ れます。低音がしっかり支え、高音は華やかで、しかし、中身がしっかりして いるので、アメリカンじゃない。(アメリカのCSOはラッパの1番ばかりで変、 残りのオケは全体に音色のバランスが悪い。理由はホルンなどが暗い音な ので、ラッパばかりが目立ち、全体がブロックで聞こえない。あるいは妙に 抑制的な響きで、それこそ音がロボットのよう。また音がふくよかじゃない。 など。あくまで個人的印象ですから。あしからず。)まさにこの点こそBPO の最大の長所だったはず。アインザッツはアメリカはおろか、すごく機能的 になったと思われる最近のウイーンフィルにさえ劣るような気がします。音 の充実がなくなってくれば、BPOは普通のオケになっちゃう。カラヤン時代 が私には最高だし、そのころの映像、録音しか興味がなくなってきています。 (ハイティンクのマーラーを除いて) ラトルはどんなBPOにするんでしょう。楽しみです。
ご無沙汰しております。ベルリンです。 8月27日のアバド指揮ベルリンフィルの演奏会を聴いてきました。 感想と言うほどのものでは、無いのですが演奏会についてご報告します。 (曲目は岩佐さんがLuzernで聴かれたのと同じです)。 R.シュトラウスの5つの管弦楽伴奏歌曲をカリタ・マッティラが歌い終わった 後に多くの聴衆が長い間拍手を送っていました。 シェーンベルクのペレアスとメリサンドの演奏も素晴らしく 昨年の来日以来久しぶりにアバド指揮の演奏が聴け 大変有意義でした。ただ一つ残念だったことは、なぜか咳をする方が多かったことです。 (それも豪快に何度も)
こんにちは。御無沙汰しております。 書き込みがあった、パユの事ですが、退団は一切ないそうです。今のところですが。 私の友人(フルート奏者)が本人に直接確認しました。 一時期パリコンセルヴァトアールの教授になるのでは?(マリオンの後任) という事もあったようですが、別のフルート奏者が就任したそうです。http://member.nifty.ne.jp/springaux/room/index.html
先日の日曜夜の教育TVで案内していましたが、 4日(土)深夜にBPOの今年のヨーロッパコンサートがあるようです。 会場はポーランドのクラクフ(クラカウ)ですが、実はコンマスのスタブラヴァがこのクラクフ生まれ。 それもあってか、このコンサートではコンマスを務めていたようですね(^_^)。 あと個人的に期待しているのが、明日午前のPMFオケのショスタコ11番。 第2楽章の激しい部分の映像が一部放映されましたが、女性ティンパニ奏者の活躍がなかなか(^_^)。 結構、派手に活躍するので、画面にもよく登場していましたが、 奏者側から見て右手側に低音の楽器を配置するという、いわゆるドイツ式配置。 (ちなみに、ドイツ語圏以外のオケでは、鍵盤と同様に右手側に小さい高音の楽器を置く。) これも気に入りました(^_^)。明日の放送が楽しみです。 ところで、ショスタコ11番には、BPOの録音もありますが(ビシュコフ)、 この曲に関するページを見ると、最後の鐘の音が、あまり評判がよくないようですね。 別に録音して、あとから合成した鐘の音のような派手さは、確かにないのですが、 わざわざこの曲の演奏会と録音のために、ミュンヘン・フィルの所有する膨大な鐘の中から、 この曲の音のものを借用して演奏したもので、私はかえって誠実な音と録音で好感を感じます。 ミュンヘン・フィルの鐘というと、チェリの「展覧会の絵」の最後が圧巻でしたが、これらの鐘は、 アウディから寄贈されたようで、そのために、アウディの工場での演奏が、以前放送されたのかな、 と思ったものでした。
岩佐さん、先日は、明け方まで貴重な録音をいろいろ聞かせていただき、大変お世話になりました(_ _)。 今回も充実したご旅行だったようで、何よりです。 やはり、シェーンベルクの「ペレアス」のような曲は、私もBPOで聞いてみたいものです。 オケの配置は、演奏旅行では、そうそう実験もできないのでしょうね。 それでは、またご報告を読ませていただくのを楽しみにしております。
マラドーナさん、いつも興味深い書き込み、ありがとうございます。 私もちょっと確認してみましたが、やはり、トランペットのアイヒラーである可能性が高いですね。 アイヒラーは、1950年に入団し、1970年初頭まで、ヴェーゼニクと一緒にソロを担当。 結構、重要なポジションにいた訳ですから、放送でもちゃんと紹介して欲しかったですね。 (兵役につき、1948年にロシアから捕虜として帰国したという経歴もあるそう。) ヴェーゼニクは、1974年にグロートと入れ替わる形で、51歳で退団したようですが、 2歳年長のアイヒラーは、1973年にクレッツァーがソロで入団したあとも、ソロを下りて、 ずっと在籍していたようです。 ちなみに、78年ジルヴェスターでのトランペットは5人もいて、なかなか壮観ですね。 グロート、クレッツァー、ヒルザー、アイヒラー、プファイファー 93年秋に、ベルリンでアバド/BPOの演奏の「悲愴」を聞いたことがあるのですが、 木管は倍管だったものの、トランペットは2本しかなく、華麗さは今一つでした。 あえてカラヤン時代の壮麗さを排した響きを目指しているなという印象を強く受けたものでした。
最上さん、こんにちは。先ほど帰国しました^^;; 先日はお世話になりまして、どうもありがとうございました。 ザルツブルクでは無視を決め込んだAbbado&BPOですが、Luzernで聞いてきました。 曲目は、ワーグナー 序曲「ファウスト」、R.シュトラウス 5つの管弦楽伴奏歌曲(S:カリタ・マッティラ)、 シェーンベルク 交響詩「ペレアスとメリザンド」でした。 演奏はというと、低音が出ているものの芯がなく、いつものAbbadoサウンドのままでしたが、 集中力に富んだよい演奏でした。特にMorgenでの弦の精妙な響き、シェーンベルクでの 凄まじいまでの集中力には感嘆を禁じ得ませんでした。 Abbado嫌いの私が言うのだから間違いありません^^;; なお、オケの配置はベルリンでのときのようなものではなく、通常通りでした。