すでにFMファンや週間番組案内などでご確認の方も多いかと思いますが、 11月3日 教育テレビ 午後10:00〜45 「土屋邦雄 〜 ベルリン・フィルでの40年」は、 貴重な必見番組と思われますので、ぜひお見逃しなきよう(^_^)。
66年のコリオラン、アップで写った2人のトランペット奏者は、BPO100年誌第3巻の 団員の写真から判断して、右がアイヒラー、左がプファイファーのように思えます。 ハイパーズのインタビュー記事(98年6月号)でのアイヒラーの写真はメガネをかけているので、 あんまり参考にはならないかもしれません。 ホルン奏者は、やっぱりよくわかりません。 倍管は厚みがあって、個人的には好きですね。アバドもブラームスの交響曲など、92年の来日では、 木管楽器は倍管でやっていたようですが(この頃はまだ2年後のBPOの大変貌は想像できなかった)、 97年のブラームス・チクルスでは、倍管はやめて、2人ずつで吹かせてましたね。 93年に聞いた「悲愴」は、木管は倍管でしたが、トランペットは2本だけで、 第3楽章などで華麗さに欠けていたのが、少々不満でした。
先日放送の20世紀の名演奏6(いつにまにか、6かいめだった んだ・・・。),ラッパは1番アイヒラー、2番プファイファーでした。い い音でしっかりなって、まさにBPOの音。しかし、最上段には4人 座ってました。あとの2人はあまり写らなかったようなので、わかり ませんが、ラッパのアシ?だったんでしょうか。 カラヤンは、弦の響きの上に、金管をオーケストラの冠として考 えていた(BPOバストロンボーン奏者ジークフリート・チースリック のパイパーズ誌のインタビュー記事による)とのことで、そのため、 2管編成の曲では、たいていラッパ4本の倍管でやってます。(も ちろん木管も倍管してることが多いですが。)第九なんか、ホルン 8本ですからね。マーラー?ブルックナー?てな感じ。でも、響き が豪快で好きですが。低弦も含め、厚い響きの鉄人ベートーベン 。なんか男の音楽って感じ。(女性差別のつもりはありません。) だから、コリオランも、最上段の残り2人はラッパのアシに可能性も あります。でも、だとすると並び方が変ですが・・・。 ホルンの1番は誰ですか?ザイフェルト? 話とびますが、その番組でのベーム&ウイーンのレオノーレ3番。 これもいいですね。ホルンの1番は、カラヤンのふつうのダブルホ ルンへの転向の勧め(ほんとにカラヤンはそんなことしたんでしょう か?)からウインナホルンを守ったとされるローランド・ベルガーが 病気のため、エキストラだったそうですが、ラッパはアドルフ・ホラー とヘルムート・ボービッシュ。二人のおじいちゃん(ほんとは何歳だ ったんだろう。)が、いい音聞かせてました。ウイーンらしい音。近代 物では不安定な気がするときもありますが、ベートーベンではばっち り決まってました。 フォルカーの部屋(ウイーンフィルとウインナホルンのHP)をとこどき のぞきますが、「音友」にウイーンフィルの演奏をくさす記事があった とかで、憤慨されてるファンの方の意見が載ってました。ま、批評は批 評としても、我々はやっぱり広い心で受け入れる気持ち持たないとい けないなと感じる今日この頃です。つまり、BPOファンが、BPOを崇めるあまりVPOやCSOをおとしめるとか。 野球やサッカー、F1などスポーツの世界では、ファンはよくこ んなことをやってしまいます。当の選手たちは、敵のチームのことをしっ かり認め、仲も良かったりするんですから。 わたしも、思わずやっちゃうと気がありますが、やはりいけませんね。 特に音楽は。ラッパで言うと、客観的に見て、世界1のラッパ吹きはCSO のバドこと、アドルフ・ハーセスでしょう。BPOのオーボエ、アルブレヒト・ マイヤーもそう言ってます。私は、ハーセス並に吹ければ、こうは吹かな いなという部分が多いので、好きではありませんが、やはり彼の良さや すごさは素直に認め、少しでも、自分の音楽に役立てるべきだと思いま す。 世界には、いろいろなオケがあり、いろいろな価値観があります。やは り、それを認めるところからスタートしないと、結局自分の世界が狭まり、 自分自身が損するんでしょうね。まあ、下手なオケも存在するから、プロ として聴く場合には、もちろんそれなりの物は求められるべきですが。 BPO以外にも、VPO、CSO、モントリオール、ロイヤルコンセルトヘボ ウ、ミュンヘン、バイエルン、ドレスデン、ライプツッヒ、ニューヨーク、ロン ドンso、日本のN響もいい線いってる。日本の中じゃさすがの存在です。 いい音楽を聴きたいですね。
私も画面を見た限りでは、あのコリオランにピースクさんは出ていなかったようですね。 あの髪形で一頭抜けた大柄な体躯なので目立ちますから・・・(笑)
最上さん、こんばんは。 先日のコリオランでトランペット奏者2名がアップされる画面がありましたが、 左側の奏者が「20世紀の名演奏」で出ていた人と同一人物と思われますので、 アイヒラーさんと考えております。 パイパーズのインタビュー記事でもあれば一発で判るのですが・・・。
今頃の感想で恐縮ですが、カラヤンが指揮すると、相変わらず、すごい名曲に聞こえますね(^_^)。 66年の来日公演の様子を見るのは初めてなので、それなりに興味深かったです。 第1ヴァイオリンのシュヴァルベとシュピーラー、ティンパニのテーリヒェンはすぐわかりますが、 あとは、なかなかわかりにくかったですね。 木管セクションは、よく写っていたのですが、みんな若々しい。 あまり自信がないのですが、こんな感じでしょうか(括弧内は、当時の年令)。 Fl.ツェラー(38) Ob.コッホ(31) Kl.ライスター(29) Fg.ブラウン(32) ファゴットは特に自信がないのですが、ピースク(45)ではなかろうということで。
公式HPにも、もう載っているようですね。 Lauter Finali Beethoven Symphonie Nr. 7 A-Dur op. 92: Allegro con brio Dvorák Symphonie Nr. 8 G-Dur op. 88: Allegro ma non troppo Mahler Symphonie Nr. 5 cis-Moll: Adagietto - Rondo Finale Strawinsky Der Feuervogel: Danse infernal - Berceuse - Final Ravel Daphnis et Chloé: Danse générale Prokofjew Skythische Suite op. 20: Aufbruch Lollis und Sonnenaufgang Schönberg Gurrelieder: Finale ベートーヴェンから始まって、グレの歌で終わるんですね。本当に楽しみなプログラムという感じです。
菅野さん、いつも情報、ありがとうございます。 うーむ、どうなんでしょうね。私は弦楽器にうといので、何ともいえないのですが、 アバドのお気に入りの若い奏者に興味のある方なら、行くべきなのでしょうか。
新学期が始まったり、また用事も増えて、なかなか更新できず、失礼しています。 13日の倉敷の新日フィルは、平日なのでちょっと行くのは無理でしたが、 16日の岡山のN響は、行くつもりでいたのに、朝から夕方まで編入学試験で拘束されていて、 出かける気力がなくなってしまい、結局、断念しました。 11月は、下記に出る予定になっています。 3日:プーランク・シリーズ「田園のコンセール」の大太鼓 20日:高松交響楽団定演「幻想」のセカンド・ティンパニ 幻想のティンパニは、本当に大変です。松尾さんのページで、ステージ写真が見れると有り難いのですが(^_^)。
コンサートかがわには当会の承諾さえもらえれば、年末から復帰するつもりです。(私事ですが・・・。)
最上さん、こんにちは。 読響の一月定期に、最上さんが以前レポートされたヴィヴィアン・ハーグナーが 早くも登場しますね(1/24 サントリー 指揮アルブレヒト)。 曲目はモーツァルトの3番で、メインはロマンティックのようです。 やはり、聴きに行くべきでしょうかね。
最上さん久しぶりです。 新日本フィルハーモニー倉敷公演をアップしました。 なお、コンサートかがわは都合により、先月で退会しました。 また、どこかのコンサートでお会いしましょう!http://www.niji.or.jp/home/ymatsuo/
こんにちは。 コンサートから帰ってすぐ書いたので、「はじめました」なんてぽけたこと書いてしましました。 HPも覗いてくださりありがとうございます。 劇場には家族4人(子どもは9歳、13歳)で行くので、オーケストラはよっぽどのことがないといけず、 バレエ中心のレポートになってしまいます。 モスクワ公演では「お子様」プログラムといっても、いつもながら全力投球の演奏なので、充分満足できました。 モスクワ音楽院大ホールは、音がこもるホールなので、90年にショルティ=シカゴ響を聞いた時はやたらうるさいだけ、 という演奏でしたが(曲目もブルックナー8番、マーラー5番)、今回はフォルテッシモになっても、 各楽器群がはっきりきこえていたので、流石でした。 ちなみに、モスクワのあとのロンドン、パリ公演ではマーラーの3番がメインです。やっぱりうらやましい。 (ボンとワシントンはモスクワと同じ。) 練習もみせてもらいました。87年にヴィーンフィルとサントリーホールでやった第九以来。 その時にはやたらとヘッツェルの意見を聞いていたのが印象に残ってますが、今回は堂々と指示を してました(あたりまえ、か)。第一ヴァイオリンの女性奏者(琴和さん?)は第二プルトにすわっていて、 練習時にコンマスと後ろの奏者をつなぐ重要な役割を果たしているようにみえました。 土屋さんはもうおやめになる(なった)のですね。 是非内輪話を書いていただきたいものです。
へんさん、書き込み、どうもありがとうございました。 HPにも行かせていただいたのですが、現地からの貴重な内容ばかりで、感心いたしました。 これからも、ちょくちょく読ませていただくのを楽しみにしておりますので、 今後ともどうぞよろしくお願いします。 さて、そちらでのBPOの詳細なレポートも、なるほどと納得しながら、拝読させていただきました。 近年のBPOの変遷については、実に的確で、見事なご指摘だと思います。 あと、ヴィオラの土屋さんは、昨シーズンで定年(65歳)だったのですが、今シーズンは、 特別契約のメンバーとして演奏されているそうです。 第2ヴァイオリンの白髭でお馴染みのヴェストファールも、定年後、しばらく演奏していましたが、 今シーズンは、どうでしょうかね。
はじめました。 モスクワ在住のへんと申します。 モスクワ公演があるのでHPをさがしてたら、貴HPにお会いできました。 ベルリンフィル情報満載で感服しました。 さて、公演ですが、プログラムはベートーヴェンの4番、リームの新作「二つの深淵にて」、ドヴォルジャクの9番。 値段が安い(400円〜9000円)ので「お子様」メニューなのかと思って聞きに行きましたが、なかなかのものでした。 6日にボンで同じプログラムを演奏したばかりなのに、プローベではベートーヴェンもドヴォルジャクもはじめから 最後まで通しで練習するし、そのうえ休憩時間にも木管群は自主トレするし。力強く、瑞々しく、アバドは作品に 命を吹き込んでいるかのよう。でもオーラはなかった。 わたしがBPOを生で聞くのは88年以来で、メンバーが大幅にかわり、音色もかわっていて驚きましたが、 ヴィオラの土屋さんは後ろでまだ弾いていました。ちなみにコンマスはスタブラワ。 またよらせていただきます。http://www2s.biglobe.ne.jp/~dunyan
今週、やっとブレッター(1)が届きました。ラトルの自筆の感謝の手紙も載っています。 それから、先般退団したソリストたちも紹介されているのですが、転身先は下記のようです。 ブラッハー ハンブルク音大 クリスト フライブルク音大 アルント ミュンヘン音大 それから、興味深い情報ですが、11月3日に、NHK教育TVでヴィオラの土屋邦雄さん の番組が放送される予定だそうです。番組の中で、フォーグラーのインタビューもあるとのこと(^_^)。 これは、N響の久保さんから教えていただいた最新情報です。どうもありがとうございました(_ _)。 NHKもBPOを見捨ててはいなかったようで、こういう番組を製作してくれる姿勢は 高く評価したいと思います。いろいろ貴重な映像が見れることを期待しています。
どうも、貴重な情報、ありがとうございました(_ _)。 うーむ、それにしても、相変わらず、うらやましい旅行をされてますね(^_^)。 で、BPOの今年のジルヴェスターですが、なかなか意欲的なプログラムではないですか。 1900年代のフィナーレということで、フィナーレ特集なのでしょうか。 と思って、公式ページや Vorschauを確認したら、曲目未定ながら、Lauter Finali(フィナーレ特集) と書かれていたんですね。構想がそろそろ固まってきたということでしょうか。 個人的に一番楽しみなのは、「グレの歌」ですね。どのぐらいの編成で演奏するのか。 ストラヴィンスキーは、「火の鳥」の後半でしょうか。 マーラー5番も、映像でBPOの名人芸が楽しめればと、期待しています。 一応、アバドの得意な曲を集めたということなのでしょうか。 12月8〜10日の曲目は、Vorschau では未定のようでしたが、公式HPを見ると、 プロコフィエフの「スキタイ組曲」「アレクサンダー・ネフスキー」の間に、 バルトークのヴァイオリン協奏曲第2番という予定。 この協奏曲がプロコフィエフの第1番に変更されるのですね。 オール・プロコフィエフとなる訳で、これもなかなか意欲的というか。 ソリストは若い女性奏者ハーグナーで、ベルリンでは1月の演奏の再演。 今年のザルツブルクのイースターの公開プローベでも演奏されましたから、 アバドはよほど、この曲をこの奏者で演奏するのがお気に入りなんでしょうかね。 何はともあれ、日本への貴重な第一報!?、ありがとうございました。 これからも、またよろしくお願いします。
最上さんお久しぶりです。 ただ今、NYにおります。 今回は9/24−30までベルリンに滞在し、ラトルの10番を2回、アバドの「大地の歌」 他をゲネプロ&初日で聴きました。他に「ルル」、「ペレアスとメリザンド」(ギーレン指揮)。 10/1にニューヨークに移動しMETで「モーゼとアロン」(レバイン指揮)を観て、 さすがに満腹状態です。 というわけで、30分前に始まったドミンゴ主演「オテロ」もカーネギーホールに来演中の マゼール/VPOもパス。部屋でぐったりしております。 さて、本題にはいります。 BPOの演奏会の後、楽屋に行って掲示板を見たら、年末のプログラムが貼られていました。 ・シェーンベルク:「グレの歌」のフィナーレ ・プロコフィエフ:「スキタイ組曲」のフィナーレ ・ラべル:「ダフニスとクロエ」のフィナーレ ・ストラビンスキー:Danse infernale /Berceuse のフィナーレ ・マーラー:Sy5 5楽章 ・ドヴォルザーク:Sy8 4楽章 ・ベートーベン:Sy7 4楽章 フィナーレづくしな訳ですが、凝り性のアバドにしては大人しいプログラムだと思いました。 あと、12/8−10のプログラムでVn協奏曲がプロコの1番となっていました。 10/2(土) 20:30 at New York