ベルリン・フィル団員情報


1999年1月の新情報 (公式ホームページによる)

2.Violinen

あの白髭でお馴染みのヴェストファールの名前が消えた模様。 1930年生まれなので、65歳定年はとっくに過ぎているのだが、特別契約のような形で、最近は後ろの方で弾いていた。 空席も埋まったので、晴れて正式退団ということか。 なお、ウルズラ・ショホ(Ursula Schoch)とヨハネス・ヴァッツェル(Johannes Watzel)の2名が新たに加入。

Kontrabass

空席になっていた第1ソロに、エスコ・ライネ(Esko Laine)が内部から昇格。 ライネは1961年、ヘルシンキ生まれ(フィンランド人?)。 BPOには1986年に入団。

木管楽器

フルートでは、ミヒャエル・ハーゼル(Michael Hasel)が復帰。 1959年生まれで、1983年からBPOには入団していたが、 マンハイム音大教授への就任に伴い、1994年頃から、退団していた。 ただし、その後も、木管アンサンブルのリーダーとしては活躍しており、エキストラとして昨秋の日本公演などにも参加はしていた。

クラリネットは、マルコ・トーマスが昨秋の日本公演直前の投票で不採用になったようで、ソロが1人空席になっている。 なお、昨秋の日本公演でのブルックナー5番のクラリネットのトップは、エキストラが演奏していた模様。

Trompete

コンラーディン・グロート(Konradin Groth)が退団した模様。 1947年、ベルリン生まれなので、今年52歳。 1974年入団で、ほぼ25年間、ソロとして活躍してきたことになる。 昨夏から、Das Orchester 誌で、ソロ・トランペットの募集をずっとしていたので、そろそろソロは降りるのかなとは思っていたが、ソロのまま退団とはちょっと驚き。 なお、後任はまだ未定。
(1999年2月4日)


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