雑  感
1998年12月


先週の日曜日、11月29日のベルリンでの「トリスタン」の演奏会の批評が見つかりました。 Tagesspiegel、 Berliner Zeitung、 Berliner Kurier の3紙です(どれも12月1日付け)。 Tagesspiegel が好意的なのに対し、Berliner Zeitung は、やや批判的な感じです。 なかなか難しいドイツ語の文章で、きちんと訳そうと思うと大変なので、速報ということで、暫定的な紹介を載せておきました。 原文の新聞にもリンクを張ってありますので、そちらもご参照下さい(Tagesspiegel は Kultur-Salon の Klassik から記事を探して下さい)。
「トリスタンとイゾルデ」(アバド/BPO)  1998年11月29日

記事を解読すると、以下のような点が明らかになるようです。

(12月5日)

ジルヴェスターコンサートのプログラム、同じ公式ホームページでも、BPOのプログラムでは、Werke von Mozart, Verdi, Puccini, Weber となっているのですが、 フィルハーモニーの月間プログラムの方では、Werke von Mozart, Verdi, Berlioz u.a. となっています。 プッチーニがなくなる可能性もありますね。 まあ、当日までには、ちゃんと曲目が決まることでしょうが。

この前売り、12月6日に始まったようですが、当日はすごい暴動?があったようです。 「パバロッティのチケットが欲しかったら、殴り合いをしますか?」( Pavarotti-Karte gefällig? Prügeln Sie sich drumdrum! )  自称仕切り屋連中が、前日までに400枚もの番号札を駐車場で配っていて、これをもらってる連中が、売り出し時間の30分前にやってきて、当日、寒い中を朝早くから入口の前で並んでいた人々を暴力で排除しようとして、大変な騒動になったようです。 警察がやってきて、何とかおさまったようですが。 パヴァロッティの出演に、現地ではだいぶ過熱しているようですね。 日本人も、またたくさん客席にいるのでしょうか。

(12月10日)

今朝のBSでの定期演奏会の生中継の放送後、ジルヴェスターコンサートの放送案内もありましたが、曲目などはまったく触れられていませんでした。 本日届いたブレッターの情報では、下記のようになっています。 もっとも、直前で変更されないとも限りませんが、一応、参考までにご紹介しておきます。
Pavarotti, Freni, Schäfer, Keenlyside:   Solisten
Ouvertüren, Arien und Duette aus Opern von Mozart, Rossini, Verdi, Puccini
Bizet:    aus der Musik zu "L'Arlésienne"
Berlioz:   "Römischer Karneval"
ビゼーは、昨年「カルメン」をやったので、今年は「アルルの女」ということでしょうか。 何はともあれ、大晦日までには、年賀状を書いたり、いろいろやることがあるので、お互い大変ですね(^_^)。
(12月14日)

掲示板でご紹介したように、結局、ドイツでの税金問題で、パヴァロッティがキャンセルしたようです(何か、ただ一騒動起こしただけ、という気もしますが)。 公式ホームページでも、早速、パヴァロッティの名前が消されております。 現在のところ、ここに掲載されている情報は、下記の通りです。
Freni, Schäfer, Keenlyside:   Solisten
Ouvertüren, Arien und Duette aus Opern von Mozart, Rossini, Verdi, Puccini, Tschaikowsky
Bizet:    Zwei Stücke aus "L'Arlésienne"
Berlioz:   Le carnaval romain
ウェーバーがなくなって、ロッシーニが加わって、またチャイコフスキーも加わってと、段段と煮詰まってきてるようですね(^_^)。 「エウゲニ・オネーギン」の手紙のアリアなんか聞けると、うれしいのですが。 後半に「悲愴」第1楽章の第2主題のような旋律も出てきますので。 「アルルの女」からの2曲は、メヌエットとファランドールになるのでしょうかね(前者にはフルートとハープのソロもありますし)。
(12月17日)

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